2014年3月22日土曜日

外野からの横槍

売れてると色んな事言う人が出てきます。
大体において素人さんが内容に口を出してくるというパターン
なので、その要求は具体的ではないです。
その折衝をするのがプロデューサーってやつなのですが、
プロデューサーが無能だとクライアントの的を得ない要求が
そのまま現場に降りてきます。
そうなると、もう現場は大混乱…いや監督という防波堤もある
のですが、そういう場合監督が切れるカードは「降板」くらい
しかないことが多い気がします。
何かしら、交換条件で武器が貰えれば良いのですが
(「お金」「人」「時間」など)
やっかい事を持ち込むプロデューサーに限って何も交換
条件がない事が多い気がします。
武器が無ければこちらは白旗を上げるしか無いですよね…
ホントに腹立たしいです。

2014年3月7日金曜日

メモ:「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く

朝日新聞の記事ですが、かなりニュアンス落ちちゃってる気はしますが参考になります。
所得の格差がより広がる時代が来てますね。
アニメ業界も例外ではないわけで…怖いです。
格差が広がるのは決していいこととは思いませんが、現状の人間社会では避けられそうもないです。
自衛するしかないんですが…厳しいですね。

アニメも勝つタイトルとそれ以外との格差が非常に広がっています。
プロジェクトが上手くいってるかどうかは、その後の収入に大きく関わると思います。
上手くいっているプロジェクトの組織・人間関係は再び利益をもたらしてくれる可能性が高いです。
できれば、成功しているプロジェクトに関わっているに越した事は無いでしょう。
しかし、プロジェクトの中で自分が消耗品なのか付加価値があるのかはシビアに自己分析して、より評価の高い方を選択していくしかありません。
かといって、急いて単発のプロジェクトでいいポジションをもらったとしても、自分の実力と見合わなければ長期的に収入を確保するのは難しい。

5年10年くらいの単位で自分がどういうキャリアを形成したいのか、考えておいたほうがいいかもしれません。
もちろん考えた通りにはいかないと思いますが具体的な目標を持っていないと他人からの評価につながりにくいかも。
原画やりたいとかデザイナーやりたいとか、監督やりたいとか…目標をなるべく具体的にしてそのために自分がどういう能力を身につけておけばいいのか具体的に突き詰めて行く。(誰かに助言を請うのも良し)
演出だったらコンテ描ける様になるとか、3ヶ月で3本(コンテ1本演出2本みたいな)の請求書切れる様になるとか…なるべく詳細に目標を持つ。
(特に現実味のある達成できそうな目標を立てて意識するのは大事)

収入が大幅に変わるのはメインスタッフになった時がほとんど。
(アニメーターだったら長期で拘束料もらえるようになる場合とか契約形態も色々ありますね)
メインのスタッフはそのプロジェクトを全体として成功に導けなければ、スタッフに仕事を供給しつづけることは難しいし自分の仕事を失う事にもなる。
(逆に部分の失敗はあまり問題にならない事が多い)
「この人の仕事はもの凄く大変だ〜」という噂の持ち主でも仕事の続いてる人は、プロジェクトを全体として成功させている人(がほとんど)。
現場の負荷が高くても次につながる仕事にできるかというのは重要。
全勝は難しくても半分勝ってれば、まあ仕事は途切れないんじゃないでしょうか。
半分勝つのも相当難しいとは思いますが…
メモのつもりが、だらだらとりとめなく思った事を書いてしまいました。
自分の人生振り返っても若いときはホントに大変でしたが、時代がこれからより厳しくなっていきそうなので若い人はたいへんだなぁと思います。

なんにせよ生きて行くってほんとに大変。
なるべく幸多き人生でありたいものです。

製品サンプルの配り方

製品サンプルをどこまで配るかというのは非常に頭を悩ます問題なのです。
監督としては関わってくれた全員に配りたい所ですが、アニメはとても沢山の人間が携わっているので難しいです。
正直、ほとんどのスタッフが貰えないといって過言ではありません。
普段は映像を確認するために、白箱といってTV局などに納品する完成版の映像をDVDに焼いたものを配っています。
しかし、これもDVDですから正直オンエアを録画してもらった方が画質は良いです。
パッケージ版は画のスタッフだとプロデューサー・監督・美術監督・色彩設計・撮影監督・各話演出・作画監督・色指定、と個人だと貰えるのはこの辺まででしょうか?こんなに配ってないかもしれません。他にも関係会社、音響方面のスタッフにも配りますからサンプルだけでかなりの数が必要です。
何万枚と売れた時代ならともかく、最近は何千枚という規模だとサンプルの単価がえらい高くなってしまいます。
自分が関わった作品の製品をもらえるというのは嬉しいものですが、メインスタッフの手にもなかなか渡す事が出来ないというのは心が痛むところなのです。


2014年3月2日日曜日

オーディション

新作アニメのためにオーディションって年がら年中をやってます。
声優さんは、沢山オーディション受けてそれでも役が決まるのは稀なんでホントにたいへんだなぁと思います。
さて、こっちは受けてもらう側なんですが、オーディションをやっていると芝居や声の作り方が似てる人が沢山います。
まあ確かに、アニメのキャラって最近はかなりカテゴライズされて、似た様な設定のキャラクターが沢山あります。
流行とか既存のイメージにのっけてつくった方が反応が読み易いという事もあって(例えばツンデレとか)キャラクターの造形を判り易くしてしまっていると言うことも役者さんのイメージを縛っているのでしょう。
使う側も人気のあるキャラと同じ声優さんや芝居を求めてくるという場合も多々あるかと思います。
しかし、同じキャラのオーディション受けにきた声優さんが皆似た様な芝居をしてきたりすると、う〜ん何で?と思わざるを得ません。
だって、普通に挨拶の時喋ってる時など芝居してない声は特徴があるんだもん。
普段の自分の喋りをベースに作ってくれればいいのにと思いますが、作りすぎちゃう人結構いるんですよね。
自分なりの…っていう芝居が求められる現場って少ないのかなぁ?