2014年12月17日水曜日

もう少しマメに更新したい

今期のアニメあまり観れてないんですけど、ぼちぼち終わるものもあったりして早いもんですね。
割とマメに観てるのはSHIROBAKO。
業界モノでここまで長い尺でつくったものは初めてですかね。
業界モノだと個人的には「妄想代理人」の中のアニメの制作進行を主役にした話があってそれが好きです。
しかし、業界モノってお客さんはどういう風に楽しんでるんでしょうか?
映画の製作の裏側を見せるなんて映画もありますけど、アニメの制作なんて画的にはかなり地味ですからね。
その点SHIROBAKOは戯画的に誇張するところをうまくつくって面白く見せてるのでさすがだなと思います。
ちょっと露悪的だなとはおもいますが。
とはいえ、アニメ制作の裏側に興味のある人って結構多いのですかね?
あの作品を商売的にどう成立させようとしているのか、なんてことに同じ業界人的には気になります。
あとは、今期は幾つか圧倒的に制作状況の悪い作品があってそれが業界内では話題になってますかね。
いや、聞いてると全然笑えなくてSHIROBAKOの世界なんてカワイイもんだなと思います…
ホントにそこの会社とは仕事したくないよねみたいな話題になる会社が幾つかは常にあるもんなんですけど、リアルだと命に関わる問題なんで笑えないですね。
制作スケジュールは延びたのにギャラはこれ以上払えませんみたいな事を平気で言ってくる会社がたまにあるわけですよ。
業界でそれなりに能力の高い人材の割合はあまり昔から変わらくて、それは制作も同じ印象。
良い制作に当たるのはなかなか難しいのです。
まずは、自分がしっかりすることから始めないといけませんね。

2014年12月16日火曜日

久しぶり

く個人的には最近色々あって、貴重な体験をさせてもらったり嬉しいことがあったり疲れたけど充実しています。
書いたら面白いネタは沢山あるけど、今は書けないのでいつか。
最近コンテチェックしていて思うのは、やはり監督クラスの人は映画を沢山観ているのがコンテから伝わってくるなということ。
センスや映像のリテラシーが普通の人と違う。
物凄くベーシックなことがキチンと出来るって難しいんだなと思います。
映像は沢山情報を扱えるけど、整理が下手な演出家の映像は全然頭に入って来ないです。
映画は沢山観た方がいいですね。
最近観たのだと、インターステラーは面白かったですよ。

2014年11月13日木曜日

最近読んだ本

池谷裕二「脳には妙なクセがある」
2年ほど前に書かれた本ですが非常に面白かったです。
基本的な構成は短いエッセイの積み重ねでとても読みやすいです。
しかしラストの方の「一見抽象的にも思えるヒトの高度な思考は、身体の運動から派生している」というあたりの話はとても深いです。
クリエイティブな事を考えるときは一度睡眠を挟んだ方がいいなど、普段の生活にも生かせそうな示唆に富んでいます。
アオイホノオの台詞「あえて寝る」はまんざら間違ってもいないのかも。
しかし、基本的にはまだ脳は解らない事だらけなので娯楽として知識を楽しんでね、というのが筆者の態度のようです。

2014年11月3日月曜日

昔好きだった作品

昔自分が好きだった作品というのは亡霊の様に自分の中にずっと潜んでいる。
自分が作りたい作品を考えるとき、そこを足がかりにしてしまいがちだけどそれはマズいのかもしれない。
好きだった作品と同系統の作品を作ろうとした時かつて好きだった物を自分のイメージの中で乗り越えていくのは凄く大変だから。
そして、好きだった作品が有名であればあるほど観た人の中でイメージは育って肥大化しているはずで、2番煎じの作品がそのイメージを更新するのはとても難しい。
やはり、かつてはあまり取り上げられた事の無い題材を扱う方が新鮮である。
しかし、かつて誰も取り上げた事のない作品は企画として通りにくいだろう。
そこで皆が何度も取り上げてそれでも飽きない普遍的な題材と新しい何かを組み合わせる合わせ技が必要になってくる。
例えば、「恋愛」+「〇〇〇」
まあしかし、好きだった作品に似たものを作りたいという欲求は拭いがたくあるなあと思います。
そう言う時は2つ以上好きな作品を混ぜるといいかもね。
沢山混ぜると意外と判んない上に新しく感じられると思います。


2014年10月28日火曜日

娯楽の値下がり

漫画家が食えないとか、音楽家が食えない時代が来たようですが、アニメ業界人も食えない時代が来てることは間違いない。
いや、元々食えなかったじゃんという向きもあるでしょうが、個人のレベルではなくて産業として成り立つのか?どうかという話。
音楽はiTunesでの販売が落ち込んでるとか。
その背景には定額音楽サービスの存在がとか言われてるようですね。
しかし、娯楽の値段がどんどん下がっていってそれでも人間は娯楽を作りたいと思うのか?
値段が下がり続けているといえば、農業なんかは日本ではとても利益率が悪い訳で音楽や漫画やアニメも同じ道をたどるのかもしれません。
しかし娯楽なんていうのは、生きるのに絶対必要な物でもない訳で輸入に頼りきったところで困ることも無いようなものです。
日本語の文化が…なんて言ってみたところで娯楽だし翻訳すればいいだけで。
商業でなくてコミケみたいな同人活動だけで好事家には事足りるかもしれないし。
産業として成り立つかどうかと、文化が存在するかどうかは微妙に別問題なのかもなぁ。

売れるジャンルの狭さ

商売の狭さはイコール作品の幅の狭さなのかもしれない。
売れない作品は作られないから、売れる作品を作るのだけれど売れるジャンルが狭くなってきてる。
「売れない」ということ「つまらない」ということに因果関係があるのか判らないけれど。
少なくとも以前売れた作品の真似をして皆んなが売れる作品を作ろうとしている限り、ジャンルの幅が広がるということはない。
前に売れたものの2番煎じの企画であっても我々作り手は新しい要素を入れることを怠ってはいけないのだろう。

メモ:OK Go - I Won't Let You Down - Official Video

面白い

2014年10月26日日曜日

売れる事と作る意味

売れる作品と意義ある作品が分ちがたく同じかというとそうではない。
売れるけど、くだらない作品は世の中に有る。
しかし、売れればそれで制作者は食えるし再び製作の機会もある。
難しいなと思うのは売れないけど作る意義の有る作品が世の中に存在するかどうかだ。
売れなかった場合、果たして作った意義があったのかどうかを何で判断するのか。
宮崎駿のつくった「カリオストロの城」や「となりのトトロ」は劇場では儲からなかった、けれど長い年月でかなりの儲けを出したはず。こういう場合は売れた作品と解釈するべきなのか…?
長い年月をかけてもやはり儲からなかったが、歴史的に作る意義が有ったという作品はいったいどれなのか?
そう言う作品は作り続けるべきなのか?
誰がそれに投資をするのか?
何をもって作るべきと判断するのか?
いい作品が売れるというのが一番幸せだけれど、世の中はそう単純ではない。
しかしやはり、作品を売る努力は怠るべきでは無い。

2014年10月21日火曜日

品位

橋下徹と在特会の会合の品の無さが話題になっているようですが…
アニメも品位は大事にした方がいいと思います。
品が無い作品が増えすぎると、アニメというメディア全体の社会的信用が無くなります。
萌えとかエロとか有っても全然構わないと思うのですが、アニメという言葉を聞いて直ぐに連想されるのが「萌え」というのはいかがものでしょう。
萌え以外の作品もあるのに、数として少ないのと作品の質的なインパクトが薄いのでしょう。
メーカーも萌え系以外で商売することをもっと考えないとダメだし、僕ら制作者側も幅広い作品が作れるような力をつけなくてはいけません。
何故こういう作品を作るのか?というコンセプトをしっかり見つめ直して一人よがりにならないようにしなくてはいけません。
難しい事だとは思うのですが乗り越えていきたいです。

2014年10月19日日曜日

コンテマンて少ないのかな?

コンテが描ける演出家って少なくなってるのかな〜と最近心配。
制作が出してくるリストを見ても若い人はあまり見あたらなかったり、
知ってるベテランばかりだったり。
まだ作品に合いそうな人ならいいんですけど絶対合わないでしょって
人も混じってたり。
作品数が多いので自分の目に見えるところにいないだけで、
居る所には居るのかもしれないですけどね。
あと、制作出身の演出でコンテ描ける人の率がやっぱり少ない印象。
コンテ撮になるような現場だと使いにくいのは判るんですが、育って
ないんだな。
困ったなと思いつつも中々解決できない問題。
制作から演出になりたい人は安定した長期のタイトルが回ってる現場
に潜り込めるように頑張らなきゃダメなのかも。

アニメーター出身でなくても活躍してる演出家や監督はいる訳だし、
絵が描けなきゃ描ける様になるしかないよね。

新番組が始まりましたが全然見れてません。
でも、楽しみな作品が幾つかありますね。
頑張って見たいです。

2014年10月9日木曜日

学歴とアニメ業界

ネットである人の発言を見ていて思った事。
アニメの仕事は確かに学歴はあまり問われないのだが、問われないから学歴が無くても良いという訳でもない。
学歴は仕事に関係ないけれど、知識は仕事に関係ある。
独学でも本は沢山読んだ方が良いし色んな経験した方が良い。
得た知識が自分を裏切る事はない。
学歴が無い、ということと学が無いということを混同してほしくないなと思う。

2014年9月28日日曜日

自然の猛威

自然の猛威に人間は否応なくその小ささを思い知らされる、ような出来事が最近多い。
人間の社会で生きていると自然の脅威を感じる事は少ないけど、
それが入り込んでくると人間の作った物なんて簡単に吹き飛んでしまう。
人間の小ささを憶えておきたい。

2014年9月11日木曜日

「ポレットのイス」


石田祐康監督のこの作品ノイタミナのタイトルバックにもなってますが、とてもいいなと思いました。
宮崎駿イズムが、とても美しく継承されてます。
今のジブリ作品よりジブリらしいかも。
自作「フミコの告白」のパロディーにもなっていて監督のファンは楽しいんじゃないでしょうか。
舞台がヨーロッパだからというのもあって宮崎駿臭さがちょっと過剰に見えるところは個人的に気になりますが、それがこの作品の価値を落とすものではありません。
日本のアニメにとってとても大事な若い才能ですね。
石田監督の長編いつか見てみたいです。
しかし、こんな作品がネットで見られる世の中は凄いですね…
お金払って次回作見たいです。

2014年9月10日水曜日

店構えと料理

外食する時、この料理でこの値段?と考えることはよくあるけど、それをアニメに置き換えて考えられる。
店構えを見て、こういうものを食べられるのではないだろうかと、お客は予想して店に入る。もちろん店の外にメニュー・値段が書いてあればそれも確認して入ってくるだろう。
そして、自分が想像していた、あるいは予想より上のサービス・料理が出てくれば満足する。
店側からしてみれば、利益が出るような値段で満足を提供出来ればOKである。
アニメでも構図は似たようなもので、利益が出る値段でお客を満足させられるかどうかが勝負だ。
制作者側がお客さんのニーズをうまく捉えられるかは作品成功の大きな鍵。
そんなことは誰でも当たり前に考えていそうなものだけれども、ニーズとずれてる作品が結構多い気がする。
パッケージ売りがメインの作品ならば、この予算だとこの位売れてくれないと困ると言うラインがあるけれども、微妙にそれを下回ったりする作品は、お値段と内容がニーズとあっていなかったと思われる。
一見出来が良いのに売れてない作品はニーズを捉え間違えたか、そもそもお客にこういう物を提供しますよという告知が不十分だった可能性がある。
イタリアンの店に入ったつもりが出て来た料理が中華風だったら嫌だ。
想定の値段より高過ぎても不満、想定の値段だが料理の質がそれに見合っていないということもありうる。
アニメ作品もニーズをうまく捉えていないと失敗する。
上手くニーズを捉えきれない一つの原因として作家性という要素が考えられる。
日本の映像作品は内容面でプロデューサーより監督の意向がより強く反映される。
なので、監督の作家性がよくも悪くもストレートに出やすい環境だ。
それが、お客のニーズに上乗せされる形で良い意味でのサプライズになれば良いのだが単に客のニーズからズレているという場合が少なくない。
それが、あえて自分の作家性を表現したくてのことなのか、善かれと思っての事なのか判断はつきにくいけれどもプロデューサーと監督は良く話し合って、お客さんのニーズを想定したい。
その上で内容と予算を吟味して利益を上げるべく努力したい。
作品がコケてもいいことはない。




2014年8月18日月曜日

仕事に煮詰まった時…

仕事のアイデアに煮詰まった時など、どう打開するかというのは永遠のテーマである。
そもそも煮詰まらないという人も世の中には居ると思うのだが、凡人は煮詰まっている時間のほうが圧倒的に長いのである。
何か、全然関係のないことをやって気分転換することでアイデアが降ってくる事もあるし、気が狂いそうなほどに考え続けて出てくる事もある。
大概は気が狂いそうなほど考え続けた末に一度諦めてフッと意識を反らすということを何度も何度も繰り返したあげく、やっと出てくるような感じだ。
アイデアが降って来た瞬間は何とも言えず嬉しい。

ところで、今日もコミケだったわけですが、「家に帰るまでがコミケです。自分の袋からはみ出ているブツが周りにどう思われているか考えてください」というようなことをネットで言ってる業界の方がいたんですが、オタクはそんなに信用ならないんですかね?

2014年8月10日日曜日

ロイヤルティ

アニメの制作会社でロイヤルティ・成功報酬を監督に支払うところはどのくらいあるのだろう。
そもそも、作品に出資していなければ会社にロイヤリティが入らない。
作品に出資している制作会社となると指折り数えられる程度。
委員会から直接ロイヤルティが払われることなどあるのだろうか。
たとえ成功報酬を支払う会社でも、そのことを契約上明記していないところもある。
というか、明記しているところなんて無いのかも。
契約書そのものをつくらない事がほとんどな気がするし…
明記しないのは当然会社都合で払ったり払わなかったり出来るということで、ずるいですね。
ロイヤルティが発生するかもしれないとなれば、制作のモチベーションも変わるとおもうのです。
あと、ロイヤルティをどの役職まで払うかというのは難しい問題だと思います。
ロイヤルティなんてなくても満足できるギャラが支払われるということも必要と思います。

2014年8月6日水曜日

若くない新人演出

このネタ何回も書いてる気がしますが、最近出会う新人演出は30歳を超えてる人が多い。
余程才能のある人でなければ、いっぱしの演出になるのに5年位はかかる。
しかし、いっぱしになったからといって直ぐに監督の仕事が来るわけではないし、若い才能のある人が出てきたら、あっという間に抜かれる可能性も高い。
だからせめて、20代後半の内に演出になれるといいよね、と思う。
制作から入ると、優秀な制作は手放して貰えない事もあるので難しい。
まあ、気概のある人はさっさと辞めてしまうのだけど。
演出になりたい人は、制作から入ったとしてもどんどん周りに宣伝してなるべく早く演出になった方がいい。
制作の仕事をきちんとこなしてる事は前提だけれども…
漫然と待っているだけではチャンスは回ってこないよ!

パロディーくらい気楽にやりたい

ハイスコアガールというマンガに他のゲームのキャラクターが無断で引用されているというニュースを耳にしたので、ちょっと書く。
この手の案件が大問題になったのは久しぶりだと思う。
大昔はアニメでも群衆の中に他のアニメのキャラが紛れてたりというのは、よくやられていたが今は全くと言っていいほど無い。
見つかって割と大事になるケースもあるのでほとんどやらなくなった。
今回の案件は巻末にさも許諾を受けているかの様に©の表示をしていたようなので、そこは偽造と言われて当然と思う。
しかし、パロディーあるいは引用に関しては許諾しなさいよ、と思う。
そもそも、前にも書いたけど著作権の運用は今大問題をはらんでいる。
今の、著作権者の権利を無制限に拡大する方向の運用の仕方は自分たちの首を確実に締めると思う。
今回の案件に関して言うと、そもそもキャラクターに著作権(人格権ではない)はあるのか?商標でないなら問題ないのでは?とか、パロディーや批評としての引用はフェアユースとしてある程度認められるべきでは?とか、2次創作についてとか、重要な問題をはらんでいるので、きちんと議論するべき。
ま、議論した結果厳しく取り締まる方向に転がるかもしれないけど…そうならないことをねがう。
パロディーなら、引用元をどこかに記せばOKとするとか。
こうすれば、ファンの2次創作も安心して出来る。
2次創作に関しても、著作権者が管理出来もしないのに声高に権利を主張するというのもいかがなものかと思うので、単にフリーライドを防止したいというのであれば、幾ら以上の取引のある案件に関しては一律何%かロイヤリティーを頂戴するとか明確なルールを決めればいいと思う。
著作物の人格権にまつわるような、作品のイメージを壊すからこういう2次創作はダメみたいな縛りは、とてつもなく曖昧でルールが作れないし、創作の根幹を認めないことになるのでダメだと思う。
人格権と財産権を混ぜて考えると非常に厄介なので、まずは財産権的なルールを明快にすることが大事だと思う。
著作権の歴史とかただでも読める資料あるので興味のある方は是非。

2014年8月5日火曜日

商売って難しい

儲けるっていうのは、制作費通りにつくっていても駄目だったりする。
企画によって、何が売れればどこが儲かるというのは違うけれども次の企画が決まるかどうかはDVDの売り上げが、決め手になる事が多い。
原作物で漫画が売れても、制作委員会の儲けになることはないから、ビデオメーカーが次にお金を出せるかどうかが鍵だ。
パッケージを売りたいのであれば、ほとんどの場合ある程度マニアの人が買ってくれる画のクオリティにしないと売れない。
たまに、作画悪くても売れる作品があるけれどごく稀。
少しリスクを背負ってでも、作画のクオリティはある程度担保してあげないと駄目だろう。
あまり大変な事をスタッフに要求しても皆逃げ出すので、どうやって作画のクオリティを担保するかはメインスタッフの頭の悩ませどころ。
子供向けの玩具ものなどは、逆にパッケージが売れる目は殆ど無いので、制作費をいかに守れるかが勝負かもしれない。
何で儲かればいいのか、企画によって違うけれどプロデューサーが色んな情報を現場に落としてくれると助かる。

2014年8月4日月曜日

ジブリ解体

マーニーが苦戦しているようですね。
これをどう分析するかは、まだ難しいと思います。
ジブリの現場の解体は多分宮崎さんが引退を決めた時から決まっていた事で、マーニーは、これからのジブリを占う作品だといえるでしょう。
そこそこ闘えたと判断されれば、フリーのスタッフを集めてまたジブリ映画を観る事ができるかもしれません。
ジブリの快進撃はトトロが大コケしてからですから、1発外したからといってめげないでいただきたい。
制作部自体は作画だけではなく、かなり巨大化してたと思われるので、ずっと維持するのは難しかったのでしょう。
30年近く日本のアニメ映画を引っ張って来たスタジオなので、形を変えても頑張って欲しいなと思います。

布教

布教って大切だけれども、アジア人は割と布教活動への情熱が低いのかも。
逆にキリスト教圏の人は伝統的に布教に対する情熱とか練度が高いのかもと。
アニメもいいもの作ったからって、向こうから下さいと言って来るわけではない。
どうこれ、いいでしょ!と特にキリスト教圏の人達には宣伝しないと観てくれない気がする。

2014年7月23日水曜日

アニメ映画のコスト

現在作られてるアニメ映画の中でコストパフォーマンス的に優れている物は、名探偵コナンとかポケモン、ドラえもんのような作品で決してジブリの作品ではない。
ジブリはハイリスクハイリターンで、なんだかんだと作品至上主義、儲けは2番目という会社であろう。
ジブリのような現場を維持するのはとても大変な事だろうと思う。
ジブリは国内では大きな興行収入を上げているが、それだけでは現場を維持するのは難しいようだ。
国外ではそれほど成功している訳でもなく、今後海外もターゲットに入れたような物づくりをするつもりもないのであれば現場解体は止むを得ないのかもしれない。
外国語圏でも勝負出来るような現場があってほしいと思うが、ディズニー・ピクサーだけで事足りているような印象もある。
マーケットそのものがそれほど大きくないのかもしれない。
ディズニー・ピクサー以外のファミリー向け作品だけではつまらないので、もっと作品の数が増えて欲しいと思う。
日本のアニメ映画もそんな中で勝負出来る様になるといいが、それにはもっと色んな事を考えなければいけなさそうだ。

2014年7月15日火曜日

懐かしい映像見つけた

ダニー・ケイとニューヨークフィルの夕べ、絶版で売ってないんですけど面白いんです。
DVDでも出ないかな。ダニー・ケイは往年のミュージカル俳優、10分辺りからの登場は凄く面白いです。

2014年7月5日土曜日

サイレント映画

David Wark GriffithとかBuster Keatonとかパブリックドメインになった(と思う)映画がYouTubeで沢山見れる。
サイレント映画は映像でドラマを語る基本的な文法が詰まっているのでとても勉強になるし面白い作品も沢山ある。
ただで見れるので若い人は沢山見れば良いと思う。
Keatonの映画なんかは初期宮崎アニメに通じるものがある。
これなんかは娯楽としてとても良く出来てます。

2014年6月24日火曜日

存在の耐えられない軽さ…的な

自分不在のところで重要な事柄を根回されたりしていると、一体どういう了見なんだろうと思う。
それが作品のためになるのか。
面倒くさい上の人たちを説得したいだけなんじゃないのか。
営業的なマストだというなら正々堂々会議の場で主張すればいいのに、小細工されるとこちらは信用できなくなるだけだ。
監督抜きで決まる事柄なんて山ほどあるし全てを管理する必要もない。
けれど、必ず管理しなければいけない案件もある。
その見極めが出来ない制作・営業は無能だ。
久しぶりに頭にきて眠れない。

2014年6月22日日曜日

最近読んだ本:日本のアニメは何がすごいのか

「日本のアニメは何がすごいのか」津堅信之

前に読んだ「クールジャパンは何故嫌われるのか」と似たようなテーマを扱っている。
海外でのアニメの受容のされかたを分析が主な内容。
主に北米で、どのように日本製アニメが見られているか、何が受けているのか、ファンがどのように出来上がっていくのか、商売的に今どのような状況なのかなど広い範囲で解説を試みている。
日本製アニメの何が受けているのかという事についてと、それにまつわる作品のテキスト分析は印象論に見えて納得はいかなかった。
その他の部分は面白いと思う。
やはり、海外でアニメの視聴者を増やすのは生半可なことでは出来ないという気がした。
企画から海外を意識してつくったり、営業も相当がんばらないと。
しかし、そこにチャレンジするのは絶対に必要と思える。

2014年6月9日月曜日

最近読んだ本:クールジャパンはなぜ嫌われるのか

「クールジャパンはなぜ嫌われるのか」三原龍太郎
クールジャパンのプロジェクトに携わったこともある著者がわかりやすくプロジェクトについて解説した良書。
海外におけるアニメなどのコンテンツの展開についての問題点についても詳しく海外展開に興味のある人は必読。
これを読んで思ったのは、クールジャパンというプロジェクトは日本で成功した大きなプロジェクトが海外で更に成功するのを支援するのには役に立つかもしれないといが、逆に国内で大成功していない作品はクールジャパンのプロジェクトを使ったとしてもかなり苦戦しそうだということ。
本書は主にアメリカでの展開を例に書かれているが、本書の分析を信じるなら国内同様、地上波のテレビ展開などベタな展開が海外でも必要ということ。
それは、そこそこ大きな資本が無ければ難しいだろう。
本書にもハッキリ書いてあるがクールジャパンは海外で日本のコンテンツが利益を上げる為の経済優先の補助金制度。
日本文化を海外に紹介するという文化的な目的にあるのではない。
それをふまえつつ、使える人が上手く使えば面白い事ができるかもしれない。

2014年6月8日日曜日

勢いの波

物事は大抵、波がありまして作品でも人でもイケイケな、誰が見ても波に乗っちゃってる時がくることがあります。
しかし、そういう時こそ注意が必要なのであって自分で何かにつまづいたり誰かに蹴飛ばされたりしないよう少し注意が必要なのかもしれません。
かといって、それであんまり臆病になってもつまらないと思うので、大胆さと慎重を併せ持って挑みたいものです。
若い人が大胆に前を向いて進む時は、大人が周りを見てあげるとか、少しの失敗には世の中が寛容であるとか、そういうことで勢いのある人や物事の勢いを殺さずに育てていきたいものです。

2014年6月5日木曜日

深刻さの伝わらなさ

すごく窮地に立っているのに本人や周りの自覚が薄い時、判ってる人が忠告してあげないといけないと思うのですが忠告したからといって深刻に受け止めてもらえるかどうかが判らないというのはやっかいなところです。
仕事出来てないのに、周りのせいにしちゃってたりで自分の出来てなさが自覚出来ない人って多いんです。
自分も若いときはそうだったなぁ、とは思うのです。
だって、自分が不出来な部分と向き合うのってとっても大変ですから。
でも、そこから目を反らしていると取り返しがつかないくらいダメな人になります。
ずっと自分のマイナス面ばかり見ていても鬱になるので良くないのですが、体の元気な時なんかは頑張って自分のダメな所と向き合ういい機会です。
大人としては、いかにヤバさ深刻さを相手に伝えるかっていうのは大事ですね。
でも、伝わらない人にはホントに伝わらなくて辛いです。


2014年5月29日木曜日

アニメがサブカルだったころ

今はメインカルチャーなのかと言われると違うとは思うのですが、限りなくメインに近い文化になりつつあるんだと思います。
昔は所詮マンガ・アニメと言われていたものがマーケットも成長し、昔のファンはいいオトナ。
商業アニメの礎を築いた方達は引退したり亡くなられつつある。
それを見て育った人たちも50代とか。
ちゃんとしたオトナが見ている文化がサブカルなわけがありません。
子供だけのオトナが入ってこない世界ではなくなってしまった。
かつての子供たちは皆、大人になった。
そして、子供は圧倒的に少なくてお金を持ってない。
お金を持ってない子供達にお金をつぎ込む大人も少なくなってしまった。
大人は大人の為にお金を使う。
もはや覚悟して大人が受け入れられるメインカルチャーとしての自覚を持たなければいけないのかも。
裾野が広ければ、その中に子供だけの居場所もつくれるんじゃないでしょうか。


2014年5月28日水曜日

アニメのクォリティーのアベレージ

実写映画というカテゴリーとアニメというカテゴリーを乱暴だが単純に印象で比べて、どちらに品位があるかっていったら実写映画と答える人が多いでしょう。
日本映画とアニメとで日本人に質問したらアニメもそんなに分が悪くないかも。
完全に個人的な印象論なのだけど、実写映画の品位が高く感じられるのは作品の絶対量が圧倒的に多いからじゃないのかなと思う。
世界中で映画はつくられていて、いい作品もくだらない作品も沢山あって、割合からいったら佳作は圧倒的に少ないと思う。けど絶対的な量が多いから人目に触れる映画の佳作はアニメの佳作の量より圧倒的に多い。見ないまでも佳作として取り上げられ宣伝・批評される作品数はアニメの量と全然違う。
なんてたって沢山あるかに見えるアニメも実写ドラマの数(海外のものも含めてですが)に比べたら圧倒的に少ない。
(日本作られるものに限定すると実写ドラマの本数は少ないと思いますが…)

アニメ全体のクオリティーが高いという印象を一般の人に持ってもらうには相当に一作一作を丁寧に作らないといけない気がする。
でも、それは無理。
日本だけでは…
もちろん、いいもの作れるスタッフも増やさなきゃいけないんだけどB級作品もやっぱり必要だと思う、みんながジブリアニメみたいなものつくってもつまらない。
アメリカだってくだらない映画山ほどつくってる。
世界中でもっとアニメが沢山作られる様になったら、アニメの印象ももっと変わるのかな。

2014年5月26日月曜日

体力というより

最近はストレスとの闘いの日々。
日々、嬉しいことも沢山起きるが、同時に大変なことも起る。
うまくできてる。
ストレスの種を横に置いといて仕事ができれば良いのだけど。
どうにも頭をよぎって仕事にならぬ。
不安が現実になってから考えればいいようなことも沢山あるけれど、
なかなか頭の中から振り払えない。
手を動かしていれば夢中になって忘れてしまいたい。
みんなの期待に応えたいけれども、少し重たい。
でも、頑張る。

2014年5月18日日曜日

できてあたりまえ…

演出家は演出できて当たり前。
アニメーターは絵が上手くて当たり前。
美術も絵が上手くて当たり前。
色彩設計は色の使い方が上手くて当たり前。
撮影は撮影上手くて当たり前。
上手い人同士の差がどこでつくのか
というと技術ではないところ。
そこが何かというのは人それぞれ。
当たり前の事が出来ているかどうか、
というのはプロの物差しではない。
…筈だよ。

2014年5月13日火曜日

アナと雪の女王

泣く子も黙る大ヒット街道驀進中の「アナと雪の女王」観てきました。
色々思う所があったんで自分メモ的に書きます。
まず面白い映画なのかどうかという所ですが、これはもう見る人によって全く真逆の反応が来るだろうなというつくりですね。
しかし、そのつくりが大ヒットの方に転がったわけです。
さてその作り方には大きなポイントが3つあると思いました。
1:話がとてつもなく大雑把!!!!(ほんとにビックリしました…)
2:スラップスティックコメディーである
3:音楽が素晴らしい!!!!
まずは、1の脚本の話から。
なんで話が大雑把なのかというと、上映時間102分の中になるべく音楽とアクションを詰め込もうと考えた結果のようです。
とにかく、2と3をとことん面白くする代償としてお話を削ったんでしょう。
尺は結構長いので、あれ以上は伸ばせなかったでしょうし。
自分は久しぶりにディズニーアニメを観たのでラプンツェルなどがどんな語りだったのか判らないのですが、ビックリするくらい脚本は大雑把でしたね。
脚本だけで行ったらプリスクール(幼稚園児以下〜)を想定してるような感じです。
小学生以上だと普通ならアホらしくなるんじゃないかと思いますが、話の大雑把さを音楽とアクションが完璧に補っているからこそこれだけの大ヒットになっているんじゃないでしょうか。
お話に入れこんでいる要素(主にキャラクター)や筋立てが単純ではあるのですが尺に対して多過ぎ、収まりきらない所を説明台詞などで無理矢理解った気にさせようとしているので「アナと雪の女王」という映画のダイジェストを見せられているような気分になります。
特に最後のある重要なキャラクターのひっくり返しは強引過ぎてのけぞりました。
さすがに無いわ〜〜〜〜〜と思うくらい。

次に音楽。
歌シーンはホントに素晴らしいですね。
歌と画づくりがピッタリあっていて、雪だるまのうた、とLet It goだけでもう元がとれそうです。
吹き替え版の歌はアップのところは日本語に合わせて作り直してましたね。
さすが!
あとは、スラップスティックコメディーが意識して使われていて、特に高い所から落ちそうになる、あるいは落ちるというモチーフが繰り返し使われるのですが、これはホントに初期のマック・セネットやバスター・キートンなどのスラップスティックコメディーの流れを意識していて映画の色を作っていると思います。
子供は明らかに反応してましたね。
その流れで子供がすごく喜んでいたのが、雪ダルマのキャラクター。
あれが動いたりギャグをやる度に子供が笑っていました。
ラストのアクションはちょっと怖いので泣いてる子もいましたけどw
全体として、ディズニーランドのアトラクションみたいな映画だったと思います。
そして日本ではコメディーが求められてるという思いは増々しました。
そして、ヒットの法則は相変わらずで、ある閾値を超えたらもうとてつもないビッグヒットになるというパターンにアナも完全に嵌ってますね。








2014年5月11日日曜日

年金…

受給を75歳からに選択できるとか…選択じゃなくて確実に引き上げるつもりじゃ……
貧乏人は早く死ねってことですね。

スタッフの疲弊

スタッフの疲弊を解っていながら解消してあげられないのは辛い。
才能というのはポンポンと産まれてくる訳でもなく、さらに育つ時間も必要なので、
それまでは待つしか無い。
もちろん外から連れてこられれば良いのだけど、相性の良い人をタイミング良くつかまえるのは現状難しい。
増えてしまった仕事に対応出来る人間が少な過ぎる。
今は手を合わせてやり遂げられる事を祈るのみである。

2014年5月8日木曜日

自分メモ:アメリカの変化

この記事を読んで

たまき雄一郎【訪米報告】安保、TPPをめぐる日米の同床異夢

オバマが来てた事なんかまるで気にしてなかったけど、
横っ面を叩かれた気分がした。
英語解らないんでちゃんと検証してないですけど、
大変な時代に突入してるんだなあ…
こういう世界を前提にした物語が必要になりそう。
10年後はまた随分大変な世界になってるのかもしれない。

2014年5月4日日曜日

コンテの絵の精密さについて

ネットでチラッと話題になってたのを見かけました。
自分もたまにベテランさんたちと、コンテの絵で決め込みすぎてるのはいかがなものか?という話をします。
決め込み過ぎは良くないと思うけど、とはいえどの程度決め込むかは難しいところなのかもなと思います。
基本的には、そのカットで必要な情報が何か伝わればいいのですが作品によってもその度合いが変わってきます。
劇場作品なんかになると、リテイクを減らす為にレイアウトに近いようなコンテが描かれる時もあります。
テレビでもリテークが少ないのは演出家にとってもアニメーターにとっても有益ですし。
コンテは最低限の情報だけで後はアニメーターに任せるというのは、演出家・アニメーターを育てる上でも大らかな画をつくるためにも必要かなと思うのですが、現状もテレビアニメに求められているクォリティーやアニメーターの質など考えると決め込みたくなる気持ちも解らんではないです。
自分はアニメーター上がりでもないので、絵を描き込むといってもたかがしれてしまうので、絵に頼らずきちんとカットのコンセプトを詰める事を心がけています。
絵に頼った演出は実際の映像になった時あれ?と首を傾げられる事が多々あります。
物語を読むというのは、映像であっても基本に言葉ありきなのです。
そう考えると本来コンテなんて画は精密に描き込まなくても良いということになるのですが、とはいえ言葉だけで伝わりずらい部分は画で描かなきゃいけないのです。
描き込むといっても、レイアウトだけきちんと決め込むのか、芝居をどこまで決め込むのかと幅があります。

実際の現場では制作上がりのコンテマンは今非常に不利な印象です。
ひとつの理由はコンテ撮。
コンテ撮でアフレコしなければならない時、コンテの絵があまりに判りにくいと大変なのです。
もうひとつは、絵を描くときとてつもなく不親切なコンテがあるという事実。
例えば長い台詞の間の芝居をアニメーターに丸投げにしてたりするくせにいざアニメーターが自分の解釈で描いた時にこうじゃないよと言ってリテークする演出家がいます。
これ一見普通にも思えるんですが、アニメーターの労苦を考えると凄く辛いんです。
最低限、必要な芝居は演出家で決め込んで間をアニメーターが埋めたりアレンジするのが健全です。
かといって巧い絵で描かれすぎててもこれ誰が起こすの?ということになったりするんですが…
帯に短したすきに長しとならないように、過不足無いコンテが描けるといいですねえ。

2014年5月1日木曜日

動画コンテ

コメントをいただいたのでお答えします。
絵コンテを動画にして、それを上がった絵から随時差し替えていくようなやり方は、ライカリールといってディズニーが発祥のようで日本でそのスタイルを意識して使っているのはスタジオジブリだけだと思います。
意識してというのは、昨今のテレビアニメではスケジュールの悪さからアフレコの為の最初の編集のとき、絵コンテをつなげたものを作成する事も少なくなく(いわゆるコンテ撮)結果的にライカリール的なことをやっているとも言えるからです。
ただし、ジブリはレイアウトや原画が上がったそばから取り込んで差し替えているはずで、そこまでマメにやっているのはジブリだけだと思います。
マメにとはいっても劇場作品ですから日々少しずつだとは思いますが。
私の知っているのは、こんなところです。
普通のテレビアニメではライカリールは面倒なのでやれないと思います。
取り込みが大変なので。
全てデジタル作画になれば簡単にできますが、まだ先でしょう。
アクションものなどでは編集を確認したりするのに有効だとは思いますが、現状のテレビアニメでは難しいですね。

2014年4月30日水曜日

新人演出の営業力

新人演出をみてて思うのは、演出力とは別に営業力がないと最初はなかなかチャンスが貰えないということです。
仕事がそこそこの人は特に、貪欲に仕事をもらいにいったほうが良いのではないでしょうか。
アニメーターもそうですが、メチャクチャ上手いかメチャクチャ下手かでないとなかなか名前は憶えてもらえないもんです。
なので大概の人は、地味な営業が必須です。
やりたい仕事はやりたいと手を挙げるとか、普段からこういう仕事やりたいと宣伝しておいたりコンテやりたいなら描いたものを監督に持ってくとか。
営業力だけあってもダメですけど、営業上手なだけで食って行ってるんじゃないの?と言う人も多々おりますし、気持ちを口にするのが大事なのは恋愛と一緒ですかね。

2014年4月27日日曜日

アニメミライと業界の人材育成

次のアニメミライのプロジェクトを日本動画協会が受託したようだ。
動画協会はアニメ関連の業界団体で有力な企業はほとんど参加している。
JANICAは個人で参加する団体なので、主旨は随分違っている。
動画協会は税金で運営されるアニメミライのプロジェクトを利用する必要が果たしてあるのだろうか?
むしろ、少しづつ資金を出しあって独自の人材育成プロジェクトをつくればいいのではないのか?
JANICAが受けた方がいいと思っている訳ではないが、業界は人材育成を本気でやろうと思ってるのか疑問だ。
アニメミライのプロジェクト自体もどの位実りあるものになっているのか、業界内にいても今ひとつ伝わってこない。
プロジェクトの人材育成で得られた反省や成果をまとめた資料が一般の業界人にもアクセスし易い形で公開されている様子はない。
少なくとも自分は目にした事が無い。
フリーランスも多い現場で企業を通してしかアクセスできないような形でしか情報が公開されていないのであれば現場で成果を生かす事は出来無い。
税金を投入してやっているのだから、もっと一般に公開されて然るべきだ。
それともきちんとした分析がされてないだけなのか?
官民一体の事業は他の分野でもあるが、成果が出ないまま無駄に税金が使われていることも多いやに聞く。
アニメミライもそういった事業にならないようにしていただきたい。

アニメ業界の人材育成について:
業界が人材育成に興味がないのではないかと言ったが、企業ごとの努力が無かったわけではない。
主には大手のプロダクションになるが、自社の新人育成を念頭に置いた作画部を持っている所や塾のような形の新人研修(終了してしまったようだがS社の若木塾のように給料をはらいながらアニメーターを育てる制度など)と慢性的な人手不足をどう解消する努力はある。
しかし現在、優秀なアニメーターはほとんどフリーランス。
育成のためにそういった人材をつなぎ止めるのは容易でない。
そもそも人材育成に興味が無かったり人に教えるのが下手な人も多い。
人材育成に近道があるようには思えない。
我々ベテランが人材育成のノウハウを他の業界からでも積極的に学んでいかないことには始まらない。
無償でもやる価値はある。

2014年4月21日月曜日

スタッフの励まし

作品つくってると色んな評価の声が聞こえてきたりこなかったりします。
何にも反応がないというのは寂しいもんで、あんまり商売的にも成功してないことがおおいもんです。
批判でも反応があるのは皆が見ている証拠です。
とはいえ、批判というのは堪えるもんで自分でも解ってることを指摘されるとなおさら凹みます。
スタッフだって色々と評価を話すもんで、隠れて話してても漏れ聞こえてきます。
それは、なるほどと思う事もあればイヤイヤと思う事もあり色々なのですが、信頼しているスタッフから褒められるのは何より励みになります。
直接褒められるんでなくても、作品に思い入れを持って接している姿が見られるというのは遠回しな褒め言葉として届きます。
お客さんの声はやはり直接聞こえてくるわけではないのとレスポンスに時間差があるので、スタッフは第一のお客さんとして考えて反応を気にしてしまいます。
あと、たまに誰のために作ってるのか解らなくなる瞬間があって、そんな時もスタッフの顔を思い浮かべて皆を面白がらせるにはって考えます。
だからスタッフの人は、監督とかメインスタッフの人に面白かったら面白いってドンドン伝えてあげてほしいですね。
つまんないって言われると凹みますけど、たまには必要かもしれないです(^ ^ ;

2014年4月13日日曜日

春の新番2

いやぁもう数が多過ぎて見切れません。
スポーツものが豊作な感はありますね。卓球とかバレーボールとかテニスとか…
特に卓球とバレーボールは作画が尋常でない。
卓球のほうは編集が凄くいいなと思いました。音との絡みが絶妙なのでどうやって作ってるのか興味あります。
今期も数が多いせいかなかなかバラエティーに富んでる気がします。
半分くらい消化できれば御の字かな?

*やはり余計なこと過ぎたので一部消しました。

2014年4月7日月曜日

春の新番組

今期も沢山はじまりましたね〜。
いつものごとく忙しくて全然見てないんですが、1話位はひととおり見たいものです。
どの作品が人気出るんでしょうね?

2014年3月22日土曜日

外野からの横槍

売れてると色んな事言う人が出てきます。
大体において素人さんが内容に口を出してくるというパターン
なので、その要求は具体的ではないです。
その折衝をするのがプロデューサーってやつなのですが、
プロデューサーが無能だとクライアントの的を得ない要求が
そのまま現場に降りてきます。
そうなると、もう現場は大混乱…いや監督という防波堤もある
のですが、そういう場合監督が切れるカードは「降板」くらい
しかないことが多い気がします。
何かしら、交換条件で武器が貰えれば良いのですが
(「お金」「人」「時間」など)
やっかい事を持ち込むプロデューサーに限って何も交換
条件がない事が多い気がします。
武器が無ければこちらは白旗を上げるしか無いですよね…
ホントに腹立たしいです。

2014年3月7日金曜日

メモ:「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く

朝日新聞の記事ですが、かなりニュアンス落ちちゃってる気はしますが参考になります。
所得の格差がより広がる時代が来てますね。
アニメ業界も例外ではないわけで…怖いです。
格差が広がるのは決していいこととは思いませんが、現状の人間社会では避けられそうもないです。
自衛するしかないんですが…厳しいですね。

アニメも勝つタイトルとそれ以外との格差が非常に広がっています。
プロジェクトが上手くいってるかどうかは、その後の収入に大きく関わると思います。
上手くいっているプロジェクトの組織・人間関係は再び利益をもたらしてくれる可能性が高いです。
できれば、成功しているプロジェクトに関わっているに越した事は無いでしょう。
しかし、プロジェクトの中で自分が消耗品なのか付加価値があるのかはシビアに自己分析して、より評価の高い方を選択していくしかありません。
かといって、急いて単発のプロジェクトでいいポジションをもらったとしても、自分の実力と見合わなければ長期的に収入を確保するのは難しい。

5年10年くらいの単位で自分がどういうキャリアを形成したいのか、考えておいたほうがいいかもしれません。
もちろん考えた通りにはいかないと思いますが具体的な目標を持っていないと他人からの評価につながりにくいかも。
原画やりたいとかデザイナーやりたいとか、監督やりたいとか…目標をなるべく具体的にしてそのために自分がどういう能力を身につけておけばいいのか具体的に突き詰めて行く。(誰かに助言を請うのも良し)
演出だったらコンテ描ける様になるとか、3ヶ月で3本(コンテ1本演出2本みたいな)の請求書切れる様になるとか…なるべく詳細に目標を持つ。
(特に現実味のある達成できそうな目標を立てて意識するのは大事)

収入が大幅に変わるのはメインスタッフになった時がほとんど。
(アニメーターだったら長期で拘束料もらえるようになる場合とか契約形態も色々ありますね)
メインのスタッフはそのプロジェクトを全体として成功に導けなければ、スタッフに仕事を供給しつづけることは難しいし自分の仕事を失う事にもなる。
(逆に部分の失敗はあまり問題にならない事が多い)
「この人の仕事はもの凄く大変だ〜」という噂の持ち主でも仕事の続いてる人は、プロジェクトを全体として成功させている人(がほとんど)。
現場の負荷が高くても次につながる仕事にできるかというのは重要。
全勝は難しくても半分勝ってれば、まあ仕事は途切れないんじゃないでしょうか。
半分勝つのも相当難しいとは思いますが…
メモのつもりが、だらだらとりとめなく思った事を書いてしまいました。
自分の人生振り返っても若いときはホントに大変でしたが、時代がこれからより厳しくなっていきそうなので若い人はたいへんだなぁと思います。

なんにせよ生きて行くってほんとに大変。
なるべく幸多き人生でありたいものです。

製品サンプルの配り方

製品サンプルをどこまで配るかというのは非常に頭を悩ます問題なのです。
監督としては関わってくれた全員に配りたい所ですが、アニメはとても沢山の人間が携わっているので難しいです。
正直、ほとんどのスタッフが貰えないといって過言ではありません。
普段は映像を確認するために、白箱といってTV局などに納品する完成版の映像をDVDに焼いたものを配っています。
しかし、これもDVDですから正直オンエアを録画してもらった方が画質は良いです。
パッケージ版は画のスタッフだとプロデューサー・監督・美術監督・色彩設計・撮影監督・各話演出・作画監督・色指定、と個人だと貰えるのはこの辺まででしょうか?こんなに配ってないかもしれません。他にも関係会社、音響方面のスタッフにも配りますからサンプルだけでかなりの数が必要です。
何万枚と売れた時代ならともかく、最近は何千枚という規模だとサンプルの単価がえらい高くなってしまいます。
自分が関わった作品の製品をもらえるというのは嬉しいものですが、メインスタッフの手にもなかなか渡す事が出来ないというのは心が痛むところなのです。


2014年3月2日日曜日

オーディション

新作アニメのためにオーディションって年がら年中をやってます。
声優さんは、沢山オーディション受けてそれでも役が決まるのは稀なんでホントにたいへんだなぁと思います。
さて、こっちは受けてもらう側なんですが、オーディションをやっていると芝居や声の作り方が似てる人が沢山います。
まあ確かに、アニメのキャラって最近はかなりカテゴライズされて、似た様な設定のキャラクターが沢山あります。
流行とか既存のイメージにのっけてつくった方が反応が読み易いという事もあって(例えばツンデレとか)キャラクターの造形を判り易くしてしまっていると言うことも役者さんのイメージを縛っているのでしょう。
使う側も人気のあるキャラと同じ声優さんや芝居を求めてくるという場合も多々あるかと思います。
しかし、同じキャラのオーディション受けにきた声優さんが皆似た様な芝居をしてきたりすると、う〜ん何で?と思わざるを得ません。
だって、普通に挨拶の時喋ってる時など芝居してない声は特徴があるんだもん。
普段の自分の喋りをベースに作ってくれればいいのにと思いますが、作りすぎちゃう人結構いるんですよね。
自分なりの…っていう芝居が求められる現場って少ないのかなぁ?

2014年2月24日月曜日

DVDの売り上げ

この記事読むとDVDの売り上げって本当に少ないなあ。市場規模がそもそも小さいですよね。 http://feedly.com/k/1fuVTUX

2014年2月10日月曜日

とりとめない話

最近なかなか仕事へのモチベーションが上がらず悩んでいる。
忙しいのはいつものことなので、いや物理的忙しさは少し落ち着いてきている。
頭の中で考えなくては行けない事は山ほど有るが、それも集中力が落ちて停滞気味。
何となく原因は判っている。
今の仕事に新鮮味が感じられなくなってる事が一つの大きな要因だ。
溜まった疲労もそこに拍車をかけているとは思うが、大きな理由ではない気がする。
とはいえ、長く続く仕事に新鮮味を感じ続けるのはなかなか難しい。
収入は安定するので長い仕事は助かるのだが、そこは物づくりのジレンマなのか同じ作品を長くやり続けているとどうしても飽きてしまう。
飽きるだけではなくて、チーム全体がここはこういう感じでしょ、というようなルーティーンに知らず知らずのうちに嵌っていってしまうからということもある。
そこに新鮮味を与えるには人を入れ替えるのが一番いいのだが、長くやって慣れたからこそ出来るものということもあり難しいところだ。
嫌になったとかではなく、もうしばらくしたら今の仕事からは手を引きたい。

全然関係ないけど「永遠の0」が大ヒットになってしまった。
正直60億も稼ぐ様な作品になるとは思ってなかった。
原作も未見だし映画も見てないけれど、違和感を感じてしまう。
もう大分前だがハリウッド映画の「パールハーバー」が来たときの様な違和感。
ここまで、ヒットしてると目を通しておいた方がいい気がしてくる。
戦争をテーマに扱ったアニメは山の様にあるが、戦争はとっても難しい。
関わる事があったら気をつけて作りたい物だ。

2014年1月27日月曜日

視聴率の話

今や大方の視聴者にとって視聴率だけではその番組が人気があるかどうかの物差しにはならない。と、言いきってしまってもあまり問題ないかもしれない。
いや、当然視聴率はオンタイムで番組を見ている人の指標なので人気を表しているのだけど、ことアニメに関しては録画で見る人がかなりの数なので視聴者の数の指標としては正確さが昔に比べると格段に落ちてることは間違いないです。(バラエティとかになるとまた話が違うんだろうけど)
最近のアニメの場合、深夜の安い枠を買い切ってしまって放送することが多いので余計に視聴率が良かろうが悪かろうがテレビ局的にはあまり関係ないことが多いと思う。
放送枠よってはアニメでも視聴率が問題になる。テレビ局が出資している場合など時間帯によって出資額が変わることがある。
しかし総じて、リアルタイム視聴ということが減ってしまった昨今はスポンサーへの営業材料としての価値も低下してしまったんじゃないでしょうか。
とはいえ、視聴率のデータは性別や世代も判るので非常に面白いです。
ビデオリサーチ社もtwitterなど使った新しい調査を模索しているようですが、録画視聴のデータが判る様になると面白いなと思います。
オンデマンドなどはデータが残るんでしょうけど、利用者の数がまだ少ないから世間の潮流を捉えるのは難しいのでしょうか。
利用者の反応が判るというのは作り手のとってもモチベーションになるのでなるべく実態に近いデータが採れる様になるといいですね。



2014年1月13日月曜日

アニメーター賃金安い問題

相変わらずというか、たまに浮上するアニメーター賃金安い問題がまたネット界隈で話題になっておるようです。
で、ちらっと思った事をメモ程度に。
スポーツ選手とか芸能人(役者・芸人)とか伝統技能の職人さんとか金になかなかならなそうな職業は世の中に結構沢山ある。
スポーツ選手で食える人なんて一握りだし寿命も短いし、現役時代有名でも辞めてから身を持ち崩す人もいる。
企業に就職したサラリーマンだって終身雇用なんて今は保証されてないから何時何時首を切られるかわからない。
突然職を無くした時、最低限の生活が保証されていることは凄く重要だと思う。
生活保護みたいなもので、貧しいかもしれないけど食って行けることが保証されているのといないのではチャレンジすることへのハードルが全く変わってくると思う。
これからの世の中は誰もが、ある程度リスクを背負ってチャレンジしていかざるをえないだろう。
失敗した時、人間はどの程度の生活が出来ればいいのか、もっと深く考えて社会にそういう装置を作っておかないと才能のある人がチャレンジしなくなるんじゃないだろうか。
そうなると、最初から持ってる人が有利なゲームにしかならないわけで貧困は拡大してどんどん社会の勢いがしぼんで行くんじゃないだろうか。
夢を追いかけるということを個人のモチベーションだけに頼っていると恐ろしいことになりそうな気がする。
アニメーターの置かれた状況は決してアニメーターだけの問題では無いのじゃないだろうか。
アニメーターを目指した人全てが食って行ける様になるなんてことは絶対にありえない。
それは、絵を描く能力の問題もあれば体力の問題もあるし、色んなアクシデントがおこりうるから。
だから失敗してもやり直す為の装置があるとチャレンジも少し楽になるんじゃないだろうか。
才能があるからといって上手く行くとは限らない。
それが人生ってものです。

働かずに楽したい人が出るから保証はあまりつけない方がいい、というような下に合わせたものの考え方でやってると頑張ってる人が道連れに引きづり下ろされてしまう可能性がたかいんじゃないだろうか。

関係ない話ではあるのだけれど、社内のネットの通信速度を速くするとアニメーターが仕事しないで遊んでばかりになるから速くしないんだ、というような発言をする制作にであったことがある。
これはまさに下に合わせた発想で、この事で真面目な人の仕事の効率がどれだけ落ちるのかという事を全く考えていない。

社会保障を手厚くすると大変お金がかかることは間違いないが、みんな怠け者になるから保証はなるべくしない。みたいな、発想で考えるのだけは心底やめてほしい。
頑張っても頑張っても生活が楽にならない。そんな世の中に日本は間違いなく突っ込んでいってるのだから。(それは別に政治がいいとか悪いとかじゃなくて)

ほんとは、「アニメミライ」なんかやるよりも非正規雇用の問題を解決する方がアニメーターの為何じゃないかなって思ったりもしちゃうな…

とはいえ、完璧な社会なんてありえないしね。
ただ、できることはやって少しでも皆が楽しく人生を送れるといいなって思います。



2014年1月1日水曜日

明けましておめでとうございます

今年は嬉しい事が沢山あって悲しいことの少ない年でありますように。

なんだかんだと三が日はのんびり過ごせそうで良かった。
アニメの再放送も色々やっていて観たいなあと思うけど他にもやりたい事が沢山あって手が回りません。

今年はどんな年になるんでしょうか。
去年は個人的には怒濤のように大変で、やっぱり今年も大変になりそうなんですけど去年より前向きな大変さなので頑張って乗り切りたいです。
これから10年位は自分の事もありますが、人のために何かできるといいなあ。

アニメで表現してみたい事は山の様にありますが、どうやってお金にしていくのかという方法論の辺りが難しい様なので、その辺も突破しつつ色んな作品が世の中に生まれるといいなと思います。
そして、なるべく安価で届けられるといいんですけどね。
一歩づつ乗り越えて行きたいと思います。