2012年4月28日土曜日

最近の雑感

けっこう先の仕事の話を自分も知り合いもされるようになってる。少し景気が戻ってきているのであろう。今のうちに先を見据えて仕掛けないといけないですね。今期の春番はどこもドタバタな噂が聞こえてきますが個人的には中身は面白いものが多いと思うので、もう少し落ち着いて作れるようになるといいなあ。こつこついいものつくるしかない、んでしょうね。やっぱり。パッケージビジネスは明暗がくっきり分かれがちだしほかの道も模索したい。でないと似たような作品ばかりになっちゃいますから。色んな作品があるのはとても重要だと思います。あ、あと今年はなるべくたくさんアニメみたいなあ〜。忙しくて全然見られません。

2012年4月22日日曜日

おたく気質

昔はアニメ業界に人をとるときオタクっぽ過ぎる人は採らないという事がよく言われていたけど、今は逆にまったくオタク的な資質のない人も問題なのかも、、、と思うようになりました。人としての最低限のコミュニケーション能力とかは必要ですけど。特に制作はオタク心のある人の方がいいものつくってる気がします。要は作品に対するこだわりの問題なんでしょうけど。好きって気持ちは大事ですよね。

2012年4月17日火曜日

先のことなどわからぬが…

アニメ業界は積極的に若い人にいらっしゃいとか言えない。漫画家とかも同じだけど、生き残るの大変だから。稼ぎも良くないし。アニメ業界入らなきゃいくとこないとか、誰に止められてもアニメやりたいとか。。。しょうがないなあーやってみれば?という感じで入ってみて生き残れたらラッキー。何となくいるだけなら、そんなに難しい世界ではないけど歳を食うごとに辛くなっちゃう。若い時はアニメ業界なんて食べれなくなったら出ていけばいいや位に思ってたけど(ちゃんと食べれてたかは怪しいが…)他の仕事でやってくのは無理だったような…。今は一生安泰の仕事なんて無いとは思うけどアニメ業界は向き不向きがハッキリしてるかも。スポーツの世界と似てるのかな。才能とかラッキーとか、こうしたら成功するとか決まった道があるわけじゃない。そこが面白い。すっかり居心地は良くなったけど、いつまで続けられるのかは分からない。駄目になりそうになったら考えよう。


2012年4月8日日曜日

ポン太郎さんへ4

どうやったら成功するかという道筋は誰にもわかりません。散々煽っておいてなんですが、大学で勉強する事がその人の益になることもありますし。しかしポン太郎さんの場合経済的にシビアな環境のようでしたので現場を早く覗く事をお勧めしたのです。ただ、アニメ会社といってもピンキリです。大体の傾向ていうと小さな会社はチャンスは多いですが、非力なので色々大変な事が多いです。大きな会社はチャンスは少なめかもしれません。演出は特に。社風によってその辺はかなり違いますので、初めは出会いに身を任せる他ないかもしれません。狭い業界ですし有名クリエイターと一緒の空気を吸うの機会に出会うのもさして難しくないのがアニメ業界の面白いところかも。大体の人が色んな会社を渡り歩きながら腕を磨いています。なるべく上手い人と仕事をした方が身になるとも思います。そこは自分でアクティブに動き回るしかないのですが…。よくも悪くもいい加減な業界です。ある現場でダメだった人が他のところで大ブレイクとかよくあります。長い往復書簡になりましたね、何にせよポン太郎さんの人生ですから多いに楽しんで下さい!!

2012年4月7日土曜日

ポン太郎さんへの返信3

結局は最終的にポン太郎さんが何をやりたいのかに尽きると思います。CGの世界も今は沢山人がいて、その中で生き残っていくだけでもなかなか大変なことと思います。奨学金の返済がどの程度の金額なのかわかりませんが、CG業界でも初めは食べていくので大変なのではないでしょうか。アニメ業界の制作進行は幅がありますが13〜18万くらいが初任給ではないかと。動画だと10万稼ぐのが結構しんどいという世界なのでまあ大変ですね……。実家暮しの人でないとなかなか続かないです。なので他の業界から30歳近くなって移って来るのは相当しんどいと思います。若いうちならまだ貧乏も耐えられると思いますが、30歳近いとガクンと収入が減るでしょう。そして、前の仕事に戻っていくという気がします。アニメの演出家は他の職種に比べれば上手くやればそこそこ食べていけると思いますが、そこまでになるのにもある程度時間がかかります。ある程度…というのは、人によって結構違うので一概にいえませんが。テレビアニメの演出家のギャラは絵コンテ20万前後、演出も同じくらい。一本の作品を作って40〜50万の収入になります。絵コンテの作業期間として与えられるのは3〜4週間。演出は平均的に1ヶ月半くらいでしょうか。演出はもっとスケジュールの短い時もあれば長いときは2〜3ヶ月
。長ければ長いほど、ひと月当たりのギャラは減ります。フリーの演出家はだいたい2タイトルくらいは掛け持ちしてます。上手くやってる人は監督ではなくても4〜500万近く稼ぐ人もいます。平均はもう少し低いかも…。才能があっても食べていけないのでやめていく人は数しれず…
生き残るには運も必要と思います。
生きていくにはお金が必要なので、低い収入に耐えられないのであれば、アニメを仕事にしないという選択肢もあるやに思います。コンピューターで自主制作のハードルもぐっと下がりましたし、自主制作で有名になった人もいますし。大学で教えてもらうことより、簡単な作品でも自分で沢山つくってみる方が身になるかも。演出家は知識人かというと、そういう人もいます。というだけです。確かに大卒の人も沢山いますが、そうではない人も沢山います。演出家は知識人である前に実務家なのです。このことは仕事として演出家と接してみないとなかなか理解出来ないかもしれませんが。ポン太郎さんが無事大学を卒業して就職をするならば、まずその現場で力を発揮しなければなりません。そこで上手くいって収入も上がった時その仕事を捨てられるでしょうか?多分無理だと思います。
散々アニメ業界の悪口のようなことを書きましたが、それでもというなら是非挑戦してみて下さい。見るとやるとは大違い。大変ですが、楽しいし何とか食べていけてるので自分もこの仕事を続けているわけですから。続くかどうかは本当に誰にもわかりません。
しかし、大学のカリキュラムをこなすのに汲々とせずなるべく業界の空気を吸ってみることをお勧めします。しつこいようですが、回り道せずなるべく一直線にやりたいものへ近づくべくトライしてみてください。お金も時間も無駄にしないように。。。
とっ散らかったアドバイスですいません。


2012年4月3日火曜日

ポン太郎さんへ再度

国立大学とは親孝行ですね。しかし映像を学べる学校というのは私は東京藝術大学の大学院くらいしか知らないのですが…よろしければ教えていただきたいところです。さて、監督に必要な知識が現場で仕事をしながら学べるのか?という疑問をお持ちのようですが、まず演出家になる為の知識というのがほとんど現場の仕事そのものに他ならないのです。映像以外の学識を深める例えば文学などについて学ぶのであれば、現場では学べないかもしれません。しかし、映像系の学校に行くのであれば、現場で学べ無いことは皆無!と業界にいる人であれば大概言うのではないかと思われます。しかも、アニメの演出家になりたいのにテレビなどの放送局を経てからと考えているのであればどれだけの時間を無駄にするのかと…気が遠くなります。どんな学校に入学されるのか存じ上げませんが、現在あるアニメの専門学校であれ私立の美大などにある現場の最先端にいるスタッフが学校で教えていることはほとんど無いと思います。アニメといってもアート系なアニメーションなどやりたいのであれば日本にはあまり現場が無いので大学に行く価値も少しはあるかも。まずは、ポン太郎さんがどういう仕事をやりたいのか、に尽きるのですが、テレビなんかでやってる我々がつくっているようなアニメの仕事がしたいのであれば大学で学ぶ事が直接役に立つことは無いでしょうし、逆に直接役に立つことは大学で教える意味があるのか?と思います。もちろんアニメ業界にも大卒の人は沢山います。東京大学を出てアニメ業界に来てしまったという人もいますし…しかし、 そういう人が活躍している場合は単にその人のポテンシャルが高いのであって大学で受けた教育が役に立っているのでは無い場合がほとんどなのではないかと思います。これから大学に入学しようという人に酷い言いようですみません……しかし、大学に行くのであればバイトでもいいので映像業界に早く潜り込むことをお勧めします。働いてみるのが一番早く業界を理解する方法です。アニメ業界はバイトというのはなかなか難しいのですが…当たってみれば何かあるかもしれません。大学に入学出来たということは、それだけでポン太郎さんのポテンシャルを示していると思います。しかし、業界で仕事が忙しいから勉強出来ませんなどという人は、まず生き残れないでしょう。
大学では実践を学ぶより、より遠い未来を見据えて見識を深めるといいと思います。直接役に立ちそうな事は実際仕事をして学んだ方が緊張感が違うので身につく早さが段違いです。質も学校で教わるものとは全く違います。
もちろんそれについて来れない人達も山ほどいるわけで…
学校に入ったから監督になれると思っているなら大間違いです。特に映像系のような特殊な技能を教えるところは失敗した時のリスクを多分に秘めています。本当にアニメがやりたいなら大学に払うぶんのお金を生活費としてもらって業界に飛び込んだ方がいいかもしれません。とはいえ、専門卒とか大卒を入社の条件にしているアニメ会社も多々あるので大卒が一概に不利という訳ではないのですが。。。入ってもほとんどの人間が辞めていくような業界なので、チャレンジは早い方が辞める決断も早くつけられるのです。向いていれば、学校なんかにいく必要はなくドンドン仕事をすればいいと思います。本当になんかネガティブな事ばかり書いてすいません。しかし、ポン太郎さんには本気を感じるので、現実の厳しさはキチンと知って欲しいと思います。アニメ業界は学歴は全く関係ないです。完全なる実力主義です。因みに私も大卒ですが……





2012年4月2日月曜日

ポン太郎さんのコメントへの返信

ポン太郎さんのコメントにお答えします。テレビのディレクターとアニメーションのディレクターのスキルは違うので、テレビの技術はあまり役に立たないです。奨学金を返すために放送業界に入りたいのであれば、いますぐ大学をやめてアニメ業界に入った方がいいかもしれません。ちなみに放送局に入社するのは難関を突破しないといけないのと番組は制作会社がつくっている事が多いので制作会社のADとしてもぐりこんでディレクターになる人が多いかも。アニメがやりたいならアニメ業界に直接入るのが近道で30過ぎで入っても余程特別なスキルがないと周りの若いライバルたちと闘うには分が悪いです。大学でしっかり勉強したいことがあるならば大学へいくのはいいと思いますが、特に無くてアニメの仕事がしたいなら、さっさと業界に入った方がいいと思います。アニメの仕事が合わないと感じたら若い方が次の仕事も見つかりやすいと思いますし。ポン太郎さんは大学で何を勉強するのでしょうか?映像関係とかであるなら間違いなく現場で勉強した方が早いです。奨学金返すというのはかなり大変だと思うので、大学に行く意味があるのかというところから問い直してみては?金銭的に余裕があるのなら大学で勉強しながらモラトリアムするのも悪くはないかもしれませんが…
もし、人生のリスクを軽減する為に大学へ行こうと思っていたりするのなら大学へ行く方が余程危険な可能性があります。時間は貴重なのでやりたい事が明確にあるのなら最短距離でそこへ向かうことをお勧めします。大学を出ようが出まいが一生勉強は必要なので…