2012年3月23日金曜日

妄想と現実の間

物語はフィクションでありながら現実味があるという矛盾する要素をみたしていないと面白くない。まず幻想の部分を作って、それをさも存在するかのように現実味が感じられるように周りをつくっていくようなやり方が一般的か。。。幻想だけの物語は切実さを欠くので興味を持つ人は少数派になる。現実はとっても切実だから、何らかの形で現実と切り結ばないと物語を読む時間なんて無駄だと思われてしまう。物語に現実味を持たせるといっても幻想が核にある限り現実そのものにはなり得ないわけで、都合の悪い処を見せない事でしか理屈付けもうまくはいかない。そんな事までして幻想とか妄想とかする価値があるのかと問われれば、やっぱりあるんだろう。現実に無いものを考えると最初は幻想とか妄想とか理想とかでしかないわけだから。それが現実と結びつくと未来になる。幻想、妄想、理想と現実との関係
性を思考することは物語の役割のひとつなんだろう。妄想が現実との関係を持てるように常に指向することが要。良くも悪くもだけど。。。現実を忘れて独り歩きする幻想、妄想、理想って怖い。

2012年3月14日水曜日

演出家になる方法…

中学生の暦さんよりコメントがついていたので答えます。
演出家になる方法は決まっていません。どこかの学校を出たからなれるというものでもないです。じゃあ、どうやってアニメの演出家になるのか、というと確立の高い方法は二つです。
一つは制作進行としてアニメの制作会社に入る。もう一つはアニメーターとしてアニメの制作会社に入る。制作進行がどういう仕事かアニメーターがどういう仕事かは、最近はネットで調べると色々判ると思います。アニメに関連する本なども出ていますので調べてみてはいかがでしょう。この二つの職種についたから必ず演出家になれるという訳ではありませんが、この二つの職種でそれなりの成果を上げていて演出家志望を周りに伝えていればチャンスが巡ってくる確率は高いです。アニメの演出家は制作進行とアニメーター出身者が断トツに多くて、次に多いのはアニメの撮影さんからの転身でしょうか。あとは背景美術の部署から演出家になった人もいますし色々です。アニメ業界は良くも悪くも緩いので、入ってしまえば途中で他の仕事に変わることも可能です。制作進行からアニメーターになった人や仕上げからアニメーターになった人なんかもいます。
アニメの専門学校は業界に触れるきっかけにはなるかもしれませんが、行かなくても仕事はできるので、専門学校に行くくらいだったら直接業界の門を叩いてみるほうがいいかもしれません。今はインターネットで就職情報
を出しているところも多いので情報も集めやすいと思います。とはいえ、中学生であればノンビリ構えて見聞を深めたり、業界についてもリサーチしてみて下さい。

2012年3月8日木曜日

言葉

沢山紡がないと相手には伝わらず、沢山の言葉を伝えるには時間がかかる。自分の語彙の貧弱さにもいつも失望。しかし、言葉を積み重ねないことにはどうにも相手に伝わらないので今日も頑張る。

2012年3月3日土曜日

眠いけど

寝付けないので、ふと今日感じたことを。各話演出の最初のお客さんは監督なので、お客さん以前に監督を納得させないと話にならないのです。そこから逃げていては演出の仕事は続かないのですが…監督との対決を甘く考えていると辛いと思います。


ダメ出し

ダメ出しされると凹むものですが、理不尽な言われようをしたようでも相手の言う事は一度真摯に受け止めるのが吉かと思います。言葉通りの意味だけでなく、なぜ批判されるのかつぶさに解析していくと発見があることが多いやに思います。特に自分が未熟な時ほど相手の言葉が素直に受け止められなかったりするので気をつけたいものです。自信がつくと逆に素直になれてしまうものですが…
簡単に価値観の違いのせいなどにしない方がいいかと思います。
その相手とまた仕事をするかは別問題ですが…

2012年3月1日木曜日

経年変化

あたりまえだが、だんだん歳を食うとお客さんとの年齢のギャップが大きくなっていく。若い子がいいと思うものと自分が面白いと思うものの乖離も生まれる。いつまで経ってもその差があまり開かない人もいるけれどそれは稀有な人なのではなかろうか。特に流行りというのはグルグル回っていることが多いので、今うけているものが新しく感じられないということもありうる。ネットが普及したこともあって、歳をくっても流行りものに敏感であることは比較的容易になったとは思うが、身体とか経験とかが経年変化するにつれ変わっていく部分はいたしかたがない。アニメのお客さんは若い人が多い。歳をくえば技術は向上する、が感覚は乖離していく、体力が衰えると技術は落ちていく。演出はまだこのサイクルが緩やかだが、アニメーターは結構短い。自分も身の処し方を常に考えてしまう。って、そんなに憂鬱な訳ではないけど。