2012年12月31日月曜日

今年もあとわずか

今年も残すところあと1日。とても濃密な日々だったけど、さすがに疲れました。
来年以降のアニメ業界は仕事が結構増えたようで、何よりです。
単価が上がったわけではないけれども量があれば食いっ逸れる人も減るでしょう。
とはいえ、景気がそれなりに戻った時に次の数年への布石を打っておけないと厳しい事は間違いないでしょうね。
量が増えるということは面白い作品に出会える確率も上がるわけで一視聴者としても楽しみです。
作り手としては沢山の作品の中に埋もれない様にしないといけません。
相変わらずDVDはなかなか売れないと思いますし商売的には数年で大きく様変わりしていくんでしょう。
個人的にはローバジェットでもネットを使って作品を発表してそこそこ商売になるようなシステムが出来るといいなと思います。地味な話とか実験的なことがやり易い環境が欲しいです。
今年は本数も増えて良作も多かったやに思います。数は質を産むということはあるので、くだらない作品も佳作も沢山生まれるといいですね。
政権が変わったとはいえ日本の景気が簡単に上向く事は期待しにくいので、せめて自分たちの努力で現状維持くらいはしたいです。
自民党は経済成長を目指すといってるものの社会保障は縮小しようとしてますから、年金改革もなく相変わらず国民健康保険に入るしかない僕らのようなフリーランスの保証の薄い人間のことなんて考えてないわけで、会社組織でも正社員になれる人が少なくなってるというのにどうするつもりなんだ?と思います。
アニメーターのような貧乏人はますます貧乏になるばかりで何か自衛の手段を考えないと恐ろしいですね。
つい愚痴が出てしまいました…。
政治は暗いですがアニメ業界的には、この先数年は明るい空気を自分は感じていまして本当にここ数年は皆で頑張らねばと思います。
個人的には世界に向けた子供向けの娯楽が提供できるように狙いを定めていくといいのではないかと思いますが賛同してもらえるかわかりません。国内でDVDのパッケージ販売とかになるとマニア向けの作品が強いですから、そこから思考を転換しないと尻すぼみの商売になるのでは?と懸念します。
海外番販なんかをもっと積極的にやっていけるような作品をつくるのが良いのではないでしょうか。世界はどんどんグローバル化してますから逆にアニメのように抽象性が高めの物語のある娯楽は色々な国で受け入れられ易くなっていると思います。
生活習慣も標準化されていってると思うので、映像の言語がますます流通しやすくなっていくと思います。
いいか悪いかは別にしてハリウッド映画がどうやって世界にコンテンツを売ってきたかとか、あるいはインドみたいに自国の映画が積極的に消費されている国について研究してみたり、もちろん中国での日本文化の需要とかも分析すべきとおもいます。他にもスペイン語圏とか、まだまだ世界は広い。
言語の壁はあるのですが、映像の言語の壁は低くなっていると思います。
なんにせよクリエイターも営業も国内だけをみて仕事をしている時代は終わっているでしょう。
コツコツと基礎をつくっていれば一気に何かが変わる可能性はあります。まずは簡単には揺るがない基盤を数年の間に作る事から始めたいですね。
あと、最近感じてるのは、お客さんが何を観たいか意識しているクリエイターが少ないのでは?ということ。
昔は若い作り手が沢山いてお客さんの感覚に近かかったのだと思いますが、今は作り手が全体に高齢化してしまった上に趣味も細分化されたりして作り手がお客のニーズを理解しずらくなったのかもしれません。いや、それにしてもという気がしますが…。
後は前述しましたがマニアしか相手にしてない。もっとマニアでは無い人も意識しないと駄目じゃないかな?
お客さんが求めている事だけをつくっていたのでは駄目で一歩先を歩いている位でないと飽きられてしまいますが、せめてお客と同じ方向くらいは向こうよと思います。
全然違うところを見てる人結構いる気がします。芸術家だって顧客のことは考えているんですから。
さて、久しぶりに長文書けたものの、なんだかとっ散らかった話になってすいません。来年も長いエントリーはなかなか書けないかもしれませんが、もっとちまちま更新したいと思います。
無理せず、来年も頑張って行きましょう。皆さんもくれぐれも体は大切に。良いお年を〜!
追記:面白い記事がありました。

2012年12月24日月曜日

Merry Christmas

全く更新する暇なく、もうすっかり年の瀬ですが年末もう一回くらい更新したいです。しかし仕事があるのは幸せですね。

2012年11月26日月曜日

表現したい事?

こんなのあったので読んでみたのですが、「表現する」なんて言われると、「人類の未来について」とか「戦争」とか「死について」とかえらい大層な事を想像しがちな気がするんですが、表現なんてそんな大きなテーマじゃなくても「昨日食べたカレーが美味しかった」とか「散歩してたら天気が良くて凄く気持ちよかった」とか自分以外の誰かに伝えたい事は皆表現になるんです。「いやあ、好きな女の子になかなか告白できないんだけど、どうしたらいいのかな?」なんてことは恋愛物の話の根幹なんです。だから、演出家になる素養の無い人なんてきっといないと思います。でも、プロの演出家としてやって行く場合、同じ事をより上手に伝える事のできる人が勝つわけです。「人より何かを伝えるのが上手」という事をプロの演出家は競う事になるのです。あとはアニメの演出家の場合、アニメという技法を使って何かを伝える事が上手な人ということが重要です。演出家といっても実写の監督とアニメの監督では必要とされる技術が違うので。
とはいえ、最後に大事になってくるのはやはり伝えたい事の内容そのものだと思います。伝えたい事が他人の共感を得られなければむなしく響くだけですものね。

2012年11月16日金曜日

暦さんへ

今まで見てきたアニメで面白かった演出は沢山あります。最近は時間がなくてアニメは沢山見られませんが、今でも他人の作ったものからは影響を受けます。でも、一番心の中に残ってるのは中学生くらいの時に見た作品かなと思います。昔のアニメやアートアニメーション系の作品も面白いものが沢山あるので是非見てください。
久しぶりの更新でした。

2012年11月8日木曜日

コンテのチャンス

ちょいちょい話題にしてますが、コンテの描けない演出家はほぼ100%監督にはなれません。しかし結構な割合でコンテが描けない、あるいは描かせてもらえない演出家がいます。特に若いのにコンテ描かせてもらえない人は絵が描けないという人が多そうです。実際には絵が描けなくても絵が判ればコンテぐらいだったら描けると思いますが、物語も表現できない絵も描けないでは、なかなか仕事は貰えないです。そこで、アニメーターでなくともある程度人に伝わる絵というのが描ける様に練習するのは大事だと思います。市販されてるアニメのコンテは大体えらく絵のうまい人のものだったりするので参考にしにくいかもしれませんが、巧い絵を描こうと思わずに、説明のための絵を描く事を意識すれば、意外と描けると思うんですが。。。パースはこの本をはじめ色んな本が出てるのでぱっと読んで判りやすそうなものを買うと良いと思います。コンテはこの人の参考にしやすいかもというのがネットにあると良かったのですがパッと見当たりませんでした。絵のうまい人のは沢山あるんですけどねぇ。

2012年10月27日土曜日

忙しいモード

忙しくて更新できません。。。がんばらないと〜〜〜

2012年10月21日日曜日

コンテ撮

コンテ撮というやつは、やらないにこしたことはないのですがアフレコまでに画が間に合わない時コンテの画を並べて編集したものを作るわけです。まあしかしコンテの画だけで編集に必要な画が足りるわけも無いわけです。そこで演出が画を足して行くわけですが、この作業をどこまでやるかが人によってまちまちです。というか、結構画を足す人って少数派なんだなあと最近感じてます。アフレコの時必要な画というのは、まず最低限キャラクターが大体どんな表情をしているのかわかるものにすることです。あとは、アドリブ(動作の時に出る息とか)がなるべくわかるとか。とはいえ、コンテ撮でアドリブを完璧に録るのは至難の業ですが。。。あとは編集に必要な画をどれだけ足せるかです。画を足すといってもカットのスタートやラストのタイミングを何となく判る程度に足すだけでいいと思うのですが、それもやらない人多いですねぇ。編集に演出意図を伝えるという意味でやった方がいいと自分は思っています。後は歩きのタイミングの決め込み。これは経験値にもよるので新人さんは怖くてやりにくいかもしれないけど、中3で歩くのか中5か中7か、、、アニメの歩きのタイミングなんてさほど種類がないので決め込んでしまった方が良いと思います。もちろんレイアウトによって歩数や立ち止まりのタイミングなどが決めにくいこともあると思いますが、目安としてでも入れておいた方が後の調整が楽だと思います。あと、編集に必要な画を入れるというのは画が描ける描けないではなく、演出でもそのくらいの画は描けて当然だし描けないなら練習すべきと思います。画が描ける人でも必要な画を入れてこない人沢山いるんですけどね。。。。

2012年10月15日月曜日

10月の新番

今期の新番組は大体出そろったかと思います。割とチェックできたので満足です。知り合いが頑張ってるのをみるのは励みになるとともに気が引き締まります。今期はバラエティ豊かな気がしますが、ゲームの世界に引き込まれて…というパターンの作品が3つくらいありますね。もはや定番という感のあるネタですが流行ってるんでしょうか?それともたまたまか。しかしコメディ要素の強い作品は少ないですね。日本だとコメディはあまり受けないんですけど個人的にはもっと増えてほしいなぁ。憂鬱な世の中なので娯楽くらいは明るいものがみたいです。自分の関わってる作品はあまり憂鬱にならないようにしていきたいですね。

2012年10月14日日曜日

じりじりと

肩こりは職業病みたいなものですが、少し運動でもすればマシになるのはわかりつつ時間が取れない日々。最近はベテラン演出ばかりの現場ですが、ベテランでも出来る人もいれば出来ない人もいて。。。。演出だけで作品ができるわけではなくアニメーターの技量にも左右されますが、明らかにアニメーターの技量に振り回されている映像は演出の怠慢か技量不足。あと、制作の枚数を削ってくれという圧力に負けて必要な芝居まで削ってしまう演出は今は生き残れません。言う事を聞かずにどんどんやればいいというわけでもないのですが、スケジュールや予算、スタッフの力量を鑑みながら、ぎりぎりいいものになるようににじりよるのが演出の仕事です。予算を使いすぎても儲かりませんが、けちってうまくいってる作品は昨今少ないと思います。結局上がったものがよくないと認めてはもらえないですね。

2012年10月11日木曜日

ヒートアップ、クールダウン

コンテや絵など入り込んで書いている最中は、脳みそが熱くなる。思わぬアイデアが降ってきたりするのは、こういう時。でも、少し冷静になると他人が見たときに言葉などが足りない事があったりする。入り込んでいる時つながっているように見えた事が、自分の頭の中だけで補完されていて実際には書かれていなかったりすることはままある。それは、頭を冷やしてみないと判らないので何かを作るときは熱中、と冷静を繰り返す。しかし、さいきん頭を冷やす時間がなかなかとれない。いや無理矢理のようにとってはいるのだけどスケジュールが切羽詰まると冷静になって検証する時間がなかなかとりずらい。結果、後から人様の突っ込みで気づいたりするのだが、スタッフが気づいてくれる分にはまだ良い。お客さんに突っ込まれるとしまったなあ、、、というしかない。スタッフには迷惑をかけるけれども、なるべく頭を冷やす時間をつくりたい。体力を取り戻す時間も必要。疲れきってると頭も働かない。

2012年10月6日土曜日

演技のレギュレーション

演出家が演技を要求する時、大きく分けて2種類の考え方に別れる。役者に自分の考える芝居さえしてくれればいい、という場合と自分の指示を超えた芝居をしてほしいという場合。演出家によっては自分のイメージに全てを近づけたいという人もいて、とにかく事細かに指示してその通りやってくれれば良いという人がいる。アニメの場合は難しいけれどもギリギリ最低限の事だけ決めてなるべく即興の要素を大きくするという人もいる。(映画監督だと是枝さんみたいな人)しかし、大体の人はその中間でケースバイケースで自分のイメージに近づける芝居を要求することもあれば、役者に膨らませてもらうこともある。いずれにしろ、演出家が大体どういう演技が欲しいのかはレギュレーションを決めなければならない。私の場合は最低限こういう意味が伝わるようにという事さえ押さえてくれればという事を伝えてあとはなるべく役者に膨らませて欲しい派。アニメの場合絵の方で芝居をかなりのところ決めてしまう事が多いので役者の持ち味をどうやって引き出すかは難しいところ。お互いの歩み寄りが人物造形を深めます。

2012年10月1日月曜日

台風

さすがにスタジオにいた人はまばら。という事は、居る人は相当追いつめられているということですねぇ。風は強いですが、雨は通り過ぎてくれたようなので何よりです。

2012年9月28日金曜日

赤字

シナリオ改稿したところは赤字にしておいてくれると嬉しいなあ。。。。他の人はどうだろ?

2012年9月27日木曜日

画面の形

最近のテレビは16:9の画面になって、もうすっかり慣れてしまった。久しぶりに4:3の画面を見るとほぼ正方形じゃないの?と感じてしまう。十年くらいまえまでは4:3が主流で16:9だと余計なものが映り込んでめんどくさいなあ、などとおもっていたじきもあった。16:9は映画のビスタサイズと言われる画面を参考に作ったのだと思うが、ビスタと呼ばれるものも幾つか規格があって16:9ぴったりのものはなかったんじゃなかろうか?他にシネスコと呼ばれる画面は、もっと横長。しかし、テレビの仕事をやっている限りは16:9の画面の中で表現しないといけない。縦長の画面で表現するというのも面白そうな気がするが、テレビをくるっと回転でもさせない限りそれはかなわない。テレビは随分大型化したので大きくなった事で画面作りの密度が変わった。現状2KのHDだが4Kのテレビも売り出し始めている。4Kとなるとアニメはもう既にどうしたらよいやらという感じだが、リアルの女優さんなんか戦線恐々としてるのではなかろうか。肌を虫眼鏡で拡大してのぞかれるようなものだから、それに耐えうる人間がいなくなったらついに役者がみんなCGになる日が来るのかもしれない。一方スマホで映像を見る機会も増えて、低解像度の映像のニーズも増えるのだろう。円形のテレビとか誰かつくらないかなあ?

2012年9月25日火曜日

う〜ん

新聞・TVはほんとにだめかもしれないなぁ…という体験を昨日した

2012年9月23日日曜日

入れ替わりもの

最近流行り?の人間の中身が入れ替わるネタというと、「おれがあいつであいつがおれで」が何といっても名作。大林宣彦が監督で「転校生」というタイトルで映画化もされている。私は映画を先に見たくち。映画も面白かったけど原作もとても面白かった。小中学生向けに書かれてるので、性教育小説みたいにも読めるのだが、とても面白かった記憶がある。とくにラストシーンは映像では表現できない描写でいまでも印象に残っている。


TV的

テレビのバラエティーでタレントのコメントをさらにテロップの文字で補強するようなセンスは私はホントに嫌いなのだけど、アニメでもそういうものを必要だと考えてる人はいる。説明セリフとかはもちろんどんな作品でも必要だけれど、自分は最低限で済ませたい派。どのくらいの説明セリフを必要最低限と感じるかは人それぞれだけど、自分の感覚で必要以上に説明セリフが入ってると辟易してしまう。テレビの様式というのは視聴率をいかに取るかみたいなテクニック含めて完全に古いものになってしまったと自分は考える。中CMの位置だってテレビでしか必要のないものなので、コンテの時か編集で良い位置を決めればよい。フォーマットに関してうるさく言うようなテレビ局は今はほとんどない。そんなことに気を配るより根本的なお話を面白くすることを考えなければ意味がない。どんなに小手先のテクニックを頑張ったところで、ゴールデンに視聴率30%も取れるような時代は終わってしまった。アニメは今もテレビで放映されているし、これからもされるだろうけれども、その関わり方は大きく変わってる。テレビそのものが変革の時期にある。それが判らない人がいまだにいるのがすごく不思議だ。これは、ベテランの人がそうという話ではない。若くてもそういう人はいる。自分はそういう人たちからは逃げだしたい。

2012年9月16日日曜日

よくある憂鬱

あと何年現役でやれるのか?ちょいちょい考える。年を感じさせない仕事をしている先輩は結構いるけれども、年を感じてしまう人もたくさんいる。やはり体の衰えは抵抗しがたいし、基本的に若い人に向けてものを作る事が多いので興味の対象が年をくって逸れてしまうとなかなか辛い。演出業できなくなったらどうするかなあ。さっぱり先は見えない。でも最後はやっぱりケセラセラ

2012年9月15日土曜日

見えるもの、その先

自分の作っているものを演出家は完成までに何度も何度も見なければいけないのだけど、その大半は憂鬱な気分になり、まあいいかと思う時がたまにあり、結構イケてるんじゃんと思うことはほとんど無い。同じカットも間をあけて見返すと、まあまあかと思う時もあれば、何でこんなものをOKしたのかと自分を呪うこともある。いいと思う時は自分の構想を他人が自分の想像を超えて膨らませてくれた時がほとんどだ。自分の構想の完成型は思いついた時点である程度見えてしまう。キャリアを重ねるほどにそれは見えてしまうので、逆にわずかでも想像を超えてくれた時は途方もなく嬉しい。映像に限ったことではないけれど自分の予想を超えて、良いものに出会うというのは素晴らしい。料理でも本でも景色でも。



2012年9月3日月曜日

忙しくて…

なかなか更新する時間も気力が出ず。アニメも全然見られてない。本も読めてないし映画も見れてない。というわけで仕事しかしてないんだけど、やってもやっても追いつかない。もう少し妥協すればいいんだろうけど自分のモチベーションが確実に落ちるので、周りが大変なのは判っていても粘ってしまう。とはいえ自分的にはだいぶ妥協しているのだけど。。。自分のモチベーションが落ちたら一巻の終わりなので、そこをいかに維持するか。体力もモチベーションの維持には欠かせない。色んな事で自分の心に余裕がないと倒れてしまうので、無理をしないようにしないとなあ。

2012年8月19日日曜日

相棒

相棒と相性が合わない時、、、、というのは本当に困りますね。
誰かが降りなければいけない。ということもありますね。

2012年8月14日火曜日

うーん

忙しいのに腱鞘炎が悪化。タイミング悪いっす…健康は長生きのためじゃなくて、今を快適に過ごす為に必要ですね(>_<)

2012年8月12日日曜日

何か書こうかと思ってすぐ忘れる

ぽつぽつと何か書こうと思ってすぐ忘れてしまいます。
忙しいと健忘が激しくなりますね…
夏はどこか遊びに行きたいですけれど、しばらく黙々と
スタジオにこもる日々。
まあ、いつものことといえばいつものことですが。
今の仕事はなかなか難しい案件。
なるようにしかならないですが、気を抜けないので
大変です。

2012年8月6日月曜日

虚構

なんで、自分たちはフィクションの物語を見るんだろう…とたまに振り返って考える。大人になるとフィクションの世界に身を置く時間は減る。現実の手に触れる世界について考えなきゃ行けない事が多いから。遠くの事を考えるときは、やっぱりフィクションについて考えてる。人間のずっと未来の事とか。わからないことが多い事はやっぱりフィクションでしかない。真実というのは沢山の人の手で編まれる。フィクションはとりあえず自分の頭の中だけで考えられる。他人の検証がいらない分手っ取り早いのかもしれない。最近小説をすっかり読まなくなっていたので、少しづつでも読もうかな。

2012年8月5日日曜日

いじめ

いじめられた経験のある人多いですよね。自分もですけど。 「いじめと君」

2012年8月2日木曜日

オリンピックのネット中継

オリンピックが盛り上がってますね。NHKでネットの中継がやっていて、地上波でやらない種目が見られます。プロの無いスポーツは普段の試合は、あまりお客が入らないのでネット中継なんかで公開したらいいんじゃないでしょうか。体操とかは生で観た方が圧倒的に面白いとおもいますが、なかなか試合を観に行く人は少ないでしょうし。マイナーなスポーツほどネット中継向いてるんじゃないかと思いました。

2012年7月25日水曜日

短くなりがちなシナリオ

台詞が単純な意味しか持たないシナリオは尺が短くなりがち。聞いて考える時間が必要ないから。単純な言葉でも文脈で深い意味を持たせる事は可能。薄っぺらいシナリオ間が持たないので段取り芝居ばかり増えてつまらない。単純な台詞の構成にするときは細かい描写をするとかしないともたない。映像全体のテンポ感が昔に比べてかなり上がってるので、シナリオも昔より内容の濃いものが求められてると思う。

2012年7月23日月曜日

天気と心情描写

コメントがついてたので天気と心情描写について。
ほとんどご指摘の通りで、登場人物の気分が曇っている時に曇った空にしたり雨を降らせたりというのはとてもよく使う暗喩ですね。
晴れの日が多い作品は監督が手抜きしてるということはあまり無いと思いますよwww
余程細かい変化を描くというのでなければさしたる手間ではないです。
そして、お天気を常に心情描写に使っているわけではないです。やっぱり、「晴れ」の日は大概の場所で一番多い天気の模様なのです。でも、人間が感じる「晴れ」って結構幅があるとおもうのです。その中でもかなりはっきりした晴れの空を我々は「晴れの空」として使うことが多いと思います。雲の量がいったいどのくらいから人は晴れと感じるのか。それは、あなたがおっしゃるとおり前後の流れでまったく違って見えることもあると思います。長い冬から抜ける時結構雲の多い空でも相対的に「晴れ」と感じることはあるでしょう。しかし、多くの人の心の中にある「晴れ」のイメージというのは科学的な気象の区分より狭い「快晴の空」なんじゃないかと思うのです。美男美女というのも本当は人それぞれ好みがありますが、何となく皆に共通した美男美女のイメージもまた存在する、というような事に近いです。我々が「晴れ」というものを表現する時なるべく万人が「晴れ」と思ってくれる空を描かなければなりません。その時の空はやっぱり理想の美しい快晴の空がいいのだと思います。ネタ提供ありがとうございました。(^_^)/


2012年7月21日土曜日

くもり空

日本の空はやっぱり曇りの日が多いとおもいますが、アニメではたいてい快晴です。その事に対する批判とか聞いたことはないので大体の人は違和感なく観ているのだろうと思います。写実的な背景を使っている作品でも現実よりは雲はかなり少なめ。やはり、雲が多いと雨が降りそうに見えてしまうんでしょう。普段空をぐるっと見渡す事はあまり無いとおもいますが、映像に切りとってみると印象がハッキリするのでリアルに考えると晴れの範疇に入る雲の量でも曇りに見えるのかもしれません。現実だと非常に多い地平線近くに厚い霞がかかったような空は絵にすると美しくないというような理由もありそうです。



いじめ

全然アニメと関係ないですが、最近またイジメで自殺というニュースをよく聞きます。多かれ少なかれイジメを受けた経験のある人はほとんどなのでは?と思うのですが、しかし学校の二階から飛び降りろとかいうのはイジメを通り越して単なる恐喝や傷害の類ですよね。こういう事に巻き込まれないようにするには世の中一般の防犯対策を学校の中でもやるしかないのかもしれません。防犯ブザーをもつとか防犯スプレー持つとか。そもそも、犯罪に対する教育とかやらなきゃいけないのかも。実際の世の中で有用な知識って意外と教えてくれないですよね。ダンスの授業あるなら、オシャレの仕方とか教えてもいいと思う。結構大事ですけどね、オシャレ。教育ってそもそも学校だけじゃ無理だと思うんですけど私が子供の頃から相変わらず学校教育はドメスティックな気がします。バイトしたりするのもいい勉強なんだけど大体禁止ですよね。私は学校嫌い派でした。最終的には空想の世界にはまりこんで今に至るみたいな。どんなに世の中変わって良くなっても犯罪はなくならないでしょうから、身を守る術と逃げ場を少年少女たちにも確保してあげられるといいんですが。学校で教えてくれない事はアニメと漫画で色々学べる様にしたいですね。死んだら辛い目にはあわないけど、楽しいことも起こらないので。長く生きてるとそれなりに楽しいこともありますよー


2012年7月16日月曜日

暑いし体力が

最近は体の疲れが精神的疲れにつながることが多くなったような。。。思い切って体を休めた方が効率がいいのでしょうが、スケジュールが無いとつい不安で机に向かってしまいますが結局集中できない悪循環。若い時は技術が無くて仕事が進まないので体力を消耗するというパターンでしたが最近は体力が先に減っていく感じ。ままならないですねぇ。

2012年7月12日木曜日

高齢化

アニメ業界も高齢化と言われていますが演出でいうと20代の演出って本当に少ないんだなぁと思うようになりました。アニメーターだと結構いるんですが、演出は少ないですね。日本全体が高齢化してるので当たり前ではあるのですが、若い演出のいない現場って不健康な気がします。なかなか育てるのは大変なのですが、若い人に向けてつくってるのにオッさんばかりでは…まずいと思います。



2012年7月8日日曜日

体を知る

演出家にせよアニメーターにせよ声優にせよ、体を動かしてみるってとっても大事。声優さんでも体の使い方上手くない人多いです。体に力が入り過ぎのひとおおいかも。体固いと表情でないです。演出家でも声出して台詞読まないから全然尺とれてない人とかいる。芝居の尺も同じくとれない。絵を使った表現ではあるけど人間の体の使い方は勉強しないとだめだなあ。スポーツやれというわけではなく日常の動作の研究。役者の勉強はみんなしたほうがいいかも。自戒も込めて。

2012年7月6日金曜日

忙しくて…

なかなか更新できません。暑かったり寒かったりで体調壊さないように気をつけたいですね。

2012年6月24日日曜日

金は欲しいが…

某会社が労働条件の改善を求めて訴えられていますが複雑な気分がしてしまいます。アニメ業界の労働条件は決して良くないのは明らかなのですが、とはいえ単純に賃金を増やすということだけではアニメの制作が立ち行かなくなることもまた明らかです。能力次第で食べていくのに困らないくらいになれるのは間違いないですが、その修業期間を乗り切るのは容易ではありません。漫画家や芸人やスポーツ選手のように水物の職業のひとつだと思います。若者がアニメ業界を目指したいと言ったらまず止めます。食べれるようになるかどうかは本人の資質によるところが大きいです。会社に労働条件を改善させることはなかなか難しいと私は思います。だからといって悪条件に甘んじていてはやはりつらくなってゆくだけです。自分のスキルを磨いて組織に頼らないように予防線を張りつつ企業に改善を訴えていく、どちらが倒れても産業は成り立たないわけですから馴れ合いにならないように気をつけながらも協力してやっていくしか無いのだろうとおもいます。

さて、違法ダウンロードに刑事罰を科す法案が衆議院を通りました。インターネットとコンテンツの良好な関係というのはどういうものなのか、しばらくは手探り状態が続くと思いますが刑事罰はやりすぎだろうと正直思いますねぇ。業界団体の違法ダウンロードや海賊版の影響による利益の損失は捕らぬ狸の皮算用の様相がありますが、盤が売れないのはインターネットと無関係では無いでしょう。フリーライドで作ったそばからコピーされてるのではプロの芸術家は息絶えるでしょうし。正解はひとつではないと思いますが早く答えを見つけ出したいものです。

2012年6月19日火曜日

居合

決断が鈍ると、やはりうまく行きませんね。反省…

2012年6月10日日曜日

娯楽

アニメは何百年も残る文化にもなりうるんだろうけど、食べたら口の中でシュッと消えてくような感じの作品が堪らなく好きなんだなぁ

2012年5月25日金曜日

演出家とパースと仕事のスピード

アニメは色んな人が絵を描いていて上手な人も下手な人も上手でも作品と絵柄が合わない人とか色んな人が混じってつくるわけですが、とりわけ難題は下手な人が揃ってしまった場合です。アニメーターといえば絵がうまくて当たり前…かというとそんなことは全然なくて新人さんは大概下手ですし、ベテランでも下手な人はいる訳です。で、力の弱い制作会社だとそういう人しか集められなくて演出家や作画監督が途方に暮れるということは往々にしてあります。さて、しかし上手い絵下手な絵とはなんなのでしょう。絵の描けない演出家を一番不安にさせるのは絵のクオリテイが高さが売りの作品で絵のうまい人がいない状態では無いかと思います。現場の状況がどうあれ演出家は作品の最終的な仕上がりに責任を持つ役職の一つですので、それが絵のクオリティーが期待できないとなれば不安にかられる人は多いでしょう。特に最近はパッケージの売りメインの商売が多いので絵のクオリティーが上がらないのはマイナス要素です。お話がいくら面白くても絵が綺麗でないとコレクションの欲求をくすぐることは確かに難しいかもしれません。とはいえ、絵の描けない演出家には絵の精度を上げていくということに関しては手を出せない、仮に絵の描ける人であっても物量的に余程時間がないと厳しいです。であれば絵コンテを描いてあとはアニメーターに任せればいいのかというとそうもいかない。演出家と作画監督を兼任している人も中にはいますがスケジュール的にかなり余裕がないと物量をこなせません。そこで演出の部分は分けて演出家が担当しているわけです。絵が描けなくても絵が判ればいい、演出家に向けてこういう言葉を発した人がいますが、しかし絵が描けないのに絵が判る状態というのは何か禅問答の用にも聞こえます。実際のところ演出家はどうやって絵と向き合えばいいのか。演出家がアニメで仕事をする上で必要充分な絵とは端的に言うと「何が描いてあるのか判る」の一点につきると思います。それはどういうことかというと、例えば画面に映っているのが誰かの判別がつくかどうか。花子さんというキャラクターを描いたのに陽子さんというキャラクターに見えてはいけない、そういうことです。花子さんが木の横に立っているという絵の場合、その人が地面に立っているのが判る、木のそばにいるのが判る、そして花子さんであるのが判る、その三つが必要充分条件です。これが判るかどうか判断するというのが演出家の仕事です。条件を満たしていない場合原画マンか作画監督に修正をお願いすることになります。
こう書くと単純なことに思えますが、なかなかこれが難しい。例えば絵の中で人が地面に立っているように見えない、と演出家が感じた場合どう対処するでしょう。基本的には大筋の修正の方法を演出家が提示する必要があります。地面に立っているように見えないという場合は、遠近法に則っていない故にということが多いので何が違っているのかを発見するという作業になります。ほとんどの場合絵に描かれている物どうしのアイレベルが違うだけなので、どこにアイレベルを置くか決めてそれによって決まる地平線上に消失点を統一することで解消できるでしょう。とはいえ、色々な物が映っていて言葉でそれを説明するのが大変な場合「パース合わせてください、アイレベルこの辺でよろしく!』などと大雑把に指示して作画監督に任せてしまうこともしばしばです…(作画監督さんは大変です)さて、話が戻るようですが、ここで重要なのは、地面に立っているように見えるということが作品にとってどれほど必要か?ということです。地面に立っている人が地面に立っているように見えるなんて当たり前じゃないか!!!とみなさんおっしゃるかもしれませんが、同じ地面に立って見えるということでも『ちびまる子ちゃん』と『攻殻機動隊』では絵のつくりが全く違いますしその重要度も全く違うのです。といっても演出家が「攻殻機動隊」の様なパースを管理することはかなり難しいです。「攻殻機動隊」の場合きっちりとしたパースが作品の世界観を作り物語への移入を補助していますので、ああいう作品は作画監督の重要度がとても上がります。では、もっと簡単な絵で「攻殻機動隊」の話を表現することが可能かといえば、可能でしょう。絵をどんどんシンプルにしていった時それでも捨てられない絵の要素、それが無ければ物語が伝わらない何かが、物語にとってもっとも重要な事柄だと言えると思います。それが何なのか突き詰めていくのが演出家の仕事です。パースがどのレベルで重要なのか、パースよりキャラクターのかわいさが重要なのか、どうすればキャラクターがかわいく見えるのか、と実際上がってきた絵を前にすると演出家は色々考えます。
実務で新人の演出家が弱小プロダクションでレベルの低いアニメーターたちの上げてきたレイアウトを前にして作画監督も頼りにならない四面楚歌の状況で途方に暮れた時、まず自分の担当している仕事で重要な要素は何なのか解題してシンプルに一つ一つの要素を取り出してみることです。要素の重要度を見極めて並べ直す、ここから始めるしかないです。うまく要素が取り出せると、上手くない絵でも伝わるものをつくることができると思います。『ちびまる子ちゃん」のようなシンプルな絵で「けいおん」をつくることを想像してみましょう。できなくもないとおもいませんか?「ちびまる子ちゃん」のアニメの絵はとても上手いので誤解なきように。絵をシンプルに解題することは演出家にとってとても大事だという話です。こうやって考えることで仕事のスピードもぐっと早くなっていくと思います。

2012年5月14日月曜日

DVD高いよね

アニメのDVDの主力購買層は大学生以上くらいだけどアニメを一番よく見る世代は10代の人たちで、その齟齬がパッケージビジネスの行き詰まりの原因の一つだと思うけど果たしてどうやって乗り越えていけばいいのだろう。パッケージビジネスから脱却できるのか?音楽は個人で発信しようというひとが結構増えてきたけどアニメも少人数制作で制作費を抑えればいいのか…。デジタルツールでその辺乗り越えられるのか。日本のマーケットだけでは頭打ちという問題もある。うーん。。。制作委員会方式でも5000枚くらい売れないとビデオメーカーは儲からないんだと思うけど本当に売れないもんねえ。景気のせいばかりではなくDVDは売れませんねえ。

2012年5月7日月曜日

性表現規制の文化史

性表現規制の文化史あとで読もう

暦さんへ

コメント返信です。
専門学校を出たからといって、演出家になれるのが早くなるわけではありません。学歴は関係ないです。大卒でアニメの専門的な勉強をしたことが無く業界に入ってきたひとも沢山いますし。制作進行からあっという間に演出家になる人もいれば、なかなかなれない人もいるし早く演出家になることがいい事かというと一概にそうとも言えません。細かいことは前に書いたとおり色んな本やサイトがあるので調べてみてください。絵の勉強は少しした方がいいかも知れません。



2012年4月28日土曜日

最近の雑感

けっこう先の仕事の話を自分も知り合いもされるようになってる。少し景気が戻ってきているのであろう。今のうちに先を見据えて仕掛けないといけないですね。今期の春番はどこもドタバタな噂が聞こえてきますが個人的には中身は面白いものが多いと思うので、もう少し落ち着いて作れるようになるといいなあ。こつこついいものつくるしかない、んでしょうね。やっぱり。パッケージビジネスは明暗がくっきり分かれがちだしほかの道も模索したい。でないと似たような作品ばかりになっちゃいますから。色んな作品があるのはとても重要だと思います。あ、あと今年はなるべくたくさんアニメみたいなあ〜。忙しくて全然見られません。

2012年4月22日日曜日

おたく気質

昔はアニメ業界に人をとるときオタクっぽ過ぎる人は採らないという事がよく言われていたけど、今は逆にまったくオタク的な資質のない人も問題なのかも、、、と思うようになりました。人としての最低限のコミュニケーション能力とかは必要ですけど。特に制作はオタク心のある人の方がいいものつくってる気がします。要は作品に対するこだわりの問題なんでしょうけど。好きって気持ちは大事ですよね。

2012年4月17日火曜日

先のことなどわからぬが…

アニメ業界は積極的に若い人にいらっしゃいとか言えない。漫画家とかも同じだけど、生き残るの大変だから。稼ぎも良くないし。アニメ業界入らなきゃいくとこないとか、誰に止められてもアニメやりたいとか。。。しょうがないなあーやってみれば?という感じで入ってみて生き残れたらラッキー。何となくいるだけなら、そんなに難しい世界ではないけど歳を食うごとに辛くなっちゃう。若い時はアニメ業界なんて食べれなくなったら出ていけばいいや位に思ってたけど(ちゃんと食べれてたかは怪しいが…)他の仕事でやってくのは無理だったような…。今は一生安泰の仕事なんて無いとは思うけどアニメ業界は向き不向きがハッキリしてるかも。スポーツの世界と似てるのかな。才能とかラッキーとか、こうしたら成功するとか決まった道があるわけじゃない。そこが面白い。すっかり居心地は良くなったけど、いつまで続けられるのかは分からない。駄目になりそうになったら考えよう。


2012年4月8日日曜日

ポン太郎さんへ4

どうやったら成功するかという道筋は誰にもわかりません。散々煽っておいてなんですが、大学で勉強する事がその人の益になることもありますし。しかしポン太郎さんの場合経済的にシビアな環境のようでしたので現場を早く覗く事をお勧めしたのです。ただ、アニメ会社といってもピンキリです。大体の傾向ていうと小さな会社はチャンスは多いですが、非力なので色々大変な事が多いです。大きな会社はチャンスは少なめかもしれません。演出は特に。社風によってその辺はかなり違いますので、初めは出会いに身を任せる他ないかもしれません。狭い業界ですし有名クリエイターと一緒の空気を吸うの機会に出会うのもさして難しくないのがアニメ業界の面白いところかも。大体の人が色んな会社を渡り歩きながら腕を磨いています。なるべく上手い人と仕事をした方が身になるとも思います。そこは自分でアクティブに動き回るしかないのですが…。よくも悪くもいい加減な業界です。ある現場でダメだった人が他のところで大ブレイクとかよくあります。長い往復書簡になりましたね、何にせよポン太郎さんの人生ですから多いに楽しんで下さい!!

2012年4月7日土曜日

ポン太郎さんへの返信3

結局は最終的にポン太郎さんが何をやりたいのかに尽きると思います。CGの世界も今は沢山人がいて、その中で生き残っていくだけでもなかなか大変なことと思います。奨学金の返済がどの程度の金額なのかわかりませんが、CG業界でも初めは食べていくので大変なのではないでしょうか。アニメ業界の制作進行は幅がありますが13〜18万くらいが初任給ではないかと。動画だと10万稼ぐのが結構しんどいという世界なのでまあ大変ですね……。実家暮しの人でないとなかなか続かないです。なので他の業界から30歳近くなって移って来るのは相当しんどいと思います。若いうちならまだ貧乏も耐えられると思いますが、30歳近いとガクンと収入が減るでしょう。そして、前の仕事に戻っていくという気がします。アニメの演出家は他の職種に比べれば上手くやればそこそこ食べていけると思いますが、そこまでになるのにもある程度時間がかかります。ある程度…というのは、人によって結構違うので一概にいえませんが。テレビアニメの演出家のギャラは絵コンテ20万前後、演出も同じくらい。一本の作品を作って40〜50万の収入になります。絵コンテの作業期間として与えられるのは3〜4週間。演出は平均的に1ヶ月半くらいでしょうか。演出はもっとスケジュールの短い時もあれば長いときは2〜3ヶ月
。長ければ長いほど、ひと月当たりのギャラは減ります。フリーの演出家はだいたい2タイトルくらいは掛け持ちしてます。上手くやってる人は監督ではなくても4〜500万近く稼ぐ人もいます。平均はもう少し低いかも…。才能があっても食べていけないのでやめていく人は数しれず…
生き残るには運も必要と思います。
生きていくにはお金が必要なので、低い収入に耐えられないのであれば、アニメを仕事にしないという選択肢もあるやに思います。コンピューターで自主制作のハードルもぐっと下がりましたし、自主制作で有名になった人もいますし。大学で教えてもらうことより、簡単な作品でも自分で沢山つくってみる方が身になるかも。演出家は知識人かというと、そういう人もいます。というだけです。確かに大卒の人も沢山いますが、そうではない人も沢山います。演出家は知識人である前に実務家なのです。このことは仕事として演出家と接してみないとなかなか理解出来ないかもしれませんが。ポン太郎さんが無事大学を卒業して就職をするならば、まずその現場で力を発揮しなければなりません。そこで上手くいって収入も上がった時その仕事を捨てられるでしょうか?多分無理だと思います。
散々アニメ業界の悪口のようなことを書きましたが、それでもというなら是非挑戦してみて下さい。見るとやるとは大違い。大変ですが、楽しいし何とか食べていけてるので自分もこの仕事を続けているわけですから。続くかどうかは本当に誰にもわかりません。
しかし、大学のカリキュラムをこなすのに汲々とせずなるべく業界の空気を吸ってみることをお勧めします。しつこいようですが、回り道せずなるべく一直線にやりたいものへ近づくべくトライしてみてください。お金も時間も無駄にしないように。。。
とっ散らかったアドバイスですいません。


2012年4月3日火曜日

ポン太郎さんへ再度

国立大学とは親孝行ですね。しかし映像を学べる学校というのは私は東京藝術大学の大学院くらいしか知らないのですが…よろしければ教えていただきたいところです。さて、監督に必要な知識が現場で仕事をしながら学べるのか?という疑問をお持ちのようですが、まず演出家になる為の知識というのがほとんど現場の仕事そのものに他ならないのです。映像以外の学識を深める例えば文学などについて学ぶのであれば、現場では学べないかもしれません。しかし、映像系の学校に行くのであれば、現場で学べ無いことは皆無!と業界にいる人であれば大概言うのではないかと思われます。しかも、アニメの演出家になりたいのにテレビなどの放送局を経てからと考えているのであればどれだけの時間を無駄にするのかと…気が遠くなります。どんな学校に入学されるのか存じ上げませんが、現在あるアニメの専門学校であれ私立の美大などにある現場の最先端にいるスタッフが学校で教えていることはほとんど無いと思います。アニメといってもアート系なアニメーションなどやりたいのであれば日本にはあまり現場が無いので大学に行く価値も少しはあるかも。まずは、ポン太郎さんがどういう仕事をやりたいのか、に尽きるのですが、テレビなんかでやってる我々がつくっているようなアニメの仕事がしたいのであれば大学で学ぶ事が直接役に立つことは無いでしょうし、逆に直接役に立つことは大学で教える意味があるのか?と思います。もちろんアニメ業界にも大卒の人は沢山います。東京大学を出てアニメ業界に来てしまったという人もいますし…しかし、 そういう人が活躍している場合は単にその人のポテンシャルが高いのであって大学で受けた教育が役に立っているのでは無い場合がほとんどなのではないかと思います。これから大学に入学しようという人に酷い言いようですみません……しかし、大学に行くのであればバイトでもいいので映像業界に早く潜り込むことをお勧めします。働いてみるのが一番早く業界を理解する方法です。アニメ業界はバイトというのはなかなか難しいのですが…当たってみれば何かあるかもしれません。大学に入学出来たということは、それだけでポン太郎さんのポテンシャルを示していると思います。しかし、業界で仕事が忙しいから勉強出来ませんなどという人は、まず生き残れないでしょう。
大学では実践を学ぶより、より遠い未来を見据えて見識を深めるといいと思います。直接役に立ちそうな事は実際仕事をして学んだ方が緊張感が違うので身につく早さが段違いです。質も学校で教わるものとは全く違います。
もちろんそれについて来れない人達も山ほどいるわけで…
学校に入ったから監督になれると思っているなら大間違いです。特に映像系のような特殊な技能を教えるところは失敗した時のリスクを多分に秘めています。本当にアニメがやりたいなら大学に払うぶんのお金を生活費としてもらって業界に飛び込んだ方がいいかもしれません。とはいえ、専門卒とか大卒を入社の条件にしているアニメ会社も多々あるので大卒が一概に不利という訳ではないのですが。。。入ってもほとんどの人間が辞めていくような業界なので、チャレンジは早い方が辞める決断も早くつけられるのです。向いていれば、学校なんかにいく必要はなくドンドン仕事をすればいいと思います。本当になんかネガティブな事ばかり書いてすいません。しかし、ポン太郎さんには本気を感じるので、現実の厳しさはキチンと知って欲しいと思います。アニメ業界は学歴は全く関係ないです。完全なる実力主義です。因みに私も大卒ですが……





2012年4月2日月曜日

ポン太郎さんのコメントへの返信

ポン太郎さんのコメントにお答えします。テレビのディレクターとアニメーションのディレクターのスキルは違うので、テレビの技術はあまり役に立たないです。奨学金を返すために放送業界に入りたいのであれば、いますぐ大学をやめてアニメ業界に入った方がいいかもしれません。ちなみに放送局に入社するのは難関を突破しないといけないのと番組は制作会社がつくっている事が多いので制作会社のADとしてもぐりこんでディレクターになる人が多いかも。アニメがやりたいならアニメ業界に直接入るのが近道で30過ぎで入っても余程特別なスキルがないと周りの若いライバルたちと闘うには分が悪いです。大学でしっかり勉強したいことがあるならば大学へいくのはいいと思いますが、特に無くてアニメの仕事がしたいなら、さっさと業界に入った方がいいと思います。アニメの仕事が合わないと感じたら若い方が次の仕事も見つかりやすいと思いますし。ポン太郎さんは大学で何を勉強するのでしょうか?映像関係とかであるなら間違いなく現場で勉強した方が早いです。奨学金返すというのはかなり大変だと思うので、大学に行く意味があるのかというところから問い直してみては?金銭的に余裕があるのなら大学で勉強しながらモラトリアムするのも悪くはないかもしれませんが…
もし、人生のリスクを軽減する為に大学へ行こうと思っていたりするのなら大学へ行く方が余程危険な可能性があります。時間は貴重なのでやりたい事が明確にあるのなら最短距離でそこへ向かうことをお勧めします。大学を出ようが出まいが一生勉強は必要なので…




2012年3月23日金曜日

妄想と現実の間

物語はフィクションでありながら現実味があるという矛盾する要素をみたしていないと面白くない。まず幻想の部分を作って、それをさも存在するかのように現実味が感じられるように周りをつくっていくようなやり方が一般的か。。。幻想だけの物語は切実さを欠くので興味を持つ人は少数派になる。現実はとっても切実だから、何らかの形で現実と切り結ばないと物語を読む時間なんて無駄だと思われてしまう。物語に現実味を持たせるといっても幻想が核にある限り現実そのものにはなり得ないわけで、都合の悪い処を見せない事でしか理屈付けもうまくはいかない。そんな事までして幻想とか妄想とかする価値があるのかと問われれば、やっぱりあるんだろう。現実に無いものを考えると最初は幻想とか妄想とか理想とかでしかないわけだから。それが現実と結びつくと未来になる。幻想、妄想、理想と現実との関係
性を思考することは物語の役割のひとつなんだろう。妄想が現実との関係を持てるように常に指向することが要。良くも悪くもだけど。。。現実を忘れて独り歩きする幻想、妄想、理想って怖い。

2012年3月14日水曜日

演出家になる方法…

中学生の暦さんよりコメントがついていたので答えます。
演出家になる方法は決まっていません。どこかの学校を出たからなれるというものでもないです。じゃあ、どうやってアニメの演出家になるのか、というと確立の高い方法は二つです。
一つは制作進行としてアニメの制作会社に入る。もう一つはアニメーターとしてアニメの制作会社に入る。制作進行がどういう仕事かアニメーターがどういう仕事かは、最近はネットで調べると色々判ると思います。アニメに関連する本なども出ていますので調べてみてはいかがでしょう。この二つの職種についたから必ず演出家になれるという訳ではありませんが、この二つの職種でそれなりの成果を上げていて演出家志望を周りに伝えていればチャンスが巡ってくる確率は高いです。アニメの演出家は制作進行とアニメーター出身者が断トツに多くて、次に多いのはアニメの撮影さんからの転身でしょうか。あとは背景美術の部署から演出家になった人もいますし色々です。アニメ業界は良くも悪くも緩いので、入ってしまえば途中で他の仕事に変わることも可能です。制作進行からアニメーターになった人や仕上げからアニメーターになった人なんかもいます。
アニメの専門学校は業界に触れるきっかけにはなるかもしれませんが、行かなくても仕事はできるので、専門学校に行くくらいだったら直接業界の門を叩いてみるほうがいいかもしれません。今はインターネットで就職情報
を出しているところも多いので情報も集めやすいと思います。とはいえ、中学生であればノンビリ構えて見聞を深めたり、業界についてもリサーチしてみて下さい。

2012年3月8日木曜日

言葉

沢山紡がないと相手には伝わらず、沢山の言葉を伝えるには時間がかかる。自分の語彙の貧弱さにもいつも失望。しかし、言葉を積み重ねないことにはどうにも相手に伝わらないので今日も頑張る。

2012年3月3日土曜日

眠いけど

寝付けないので、ふと今日感じたことを。各話演出の最初のお客さんは監督なので、お客さん以前に監督を納得させないと話にならないのです。そこから逃げていては演出の仕事は続かないのですが…監督との対決を甘く考えていると辛いと思います。


ダメ出し

ダメ出しされると凹むものですが、理不尽な言われようをしたようでも相手の言う事は一度真摯に受け止めるのが吉かと思います。言葉通りの意味だけでなく、なぜ批判されるのかつぶさに解析していくと発見があることが多いやに思います。特に自分が未熟な時ほど相手の言葉が素直に受け止められなかったりするので気をつけたいものです。自信がつくと逆に素直になれてしまうものですが…
簡単に価値観の違いのせいなどにしない方がいいかと思います。
その相手とまた仕事をするかは別問題ですが…

2012年3月1日木曜日

経年変化

あたりまえだが、だんだん歳を食うとお客さんとの年齢のギャップが大きくなっていく。若い子がいいと思うものと自分が面白いと思うものの乖離も生まれる。いつまで経ってもその差があまり開かない人もいるけれどそれは稀有な人なのではなかろうか。特に流行りというのはグルグル回っていることが多いので、今うけているものが新しく感じられないということもありうる。ネットが普及したこともあって、歳をくっても流行りものに敏感であることは比較的容易になったとは思うが、身体とか経験とかが経年変化するにつれ変わっていく部分はいたしかたがない。アニメのお客さんは若い人が多い。歳をくえば技術は向上する、が感覚は乖離していく、体力が衰えると技術は落ちていく。演出はまだこのサイクルが緩やかだが、アニメーターは結構短い。自分も身の処し方を常に考えてしまう。って、そんなに憂鬱な訳ではないけど。




2012年2月26日日曜日

流行りもの

アニメに限らずだとは思いますが、似たような企画が同時期に動くことがよくあります。その時流行ってるものだとかに乗っかっていくと似るのは避けられないですね。その時他の作品といかに差別化するかというのは演出家の腕の見せ所だと思います。同じようなモチーフでも演出のアプローチの仕方によってかなり違った見せ方ができるので、逆に演出家の個性が浮き彫りになるかもしれません。物語のネタなんて、そう沢山あるものでもないし、、、うまく料理して出したいものです。

2012年2月16日木曜日

いつ出るかも決まってないようだが

イアン・コンドリーがアニメに関する本を準備しているようだ。予定では今年英語版が出るみたいなので、日本語版はもう少し先になりそう。前作は面白かったので楽しみ。「アニメは越境する」で細田守の絵コンテに関する短い論考も読めます。って久しぶりの更新になってしまった。忙しくてなかなか更新できませんが、ゆるりとやっていきます~

2012年1月10日火曜日

ロージナ茶会MAG・ネットサブルメント篇、長いけど面白かったです。2次創作やってる人におすすめの動画。しかし、著作権ビジネスってむつかしい…

2012年1月2日月曜日

舌先三寸

過剰な演出というのは基本的に眉唾だ。それはノンフィクションでもフィクションでも。歳をくったせいかもしれないが、テレビの演出は全体に過剰に感じられてあまり観なくなってしまった。ニュースショー的なものは特に演出が際立っていると胡散臭く感じてしまう。アニメの演出だって基本的に過剰なのだが、ドラマは最初からフィクションと分かっているのでまだ安心だ。しかし、昔に比べればアニメの演出だって過剰な演出はしないというのが大きな流れだと思う。演出がないとそのものの魅力がうまく伝わらないことはあるのだが、過大に魅せるのは良くない。適度な演出って難しいと思うけど心がけたい。演出家は舌先三寸の怪しい職業だと思われないように。

2012年1月1日日曜日

賀正

明けましておめでとうございます。
今年は良い年になるといいですね。