2011年6月21日火曜日

レンズの選択2

更新間があいてしまいました。。。まずは最近の主流は少し広角の絵かなと。室内でバストアップより広い画だとその傾向が顕著かなと思います。なんでかっていうと背景をしっかり見せたい、か空間、奥行き感を強調して見せたいからですね。カメラ振らなくてもカット詰まなくても広角気味であれば端的に空間を見せられます。これはなかなか画力が必要なので自信がないと出来ないですが、徹底的にやってるのが『けいおん』。かなり意識して広角気味の画を使っていたのではないでしょうか。アクション物なんかだと広角を使って奥行きを強調するというのは手前奥の動きを強調するのでその効果のほどが端的に判るのですが、日常芝居で広角を使うというのは奥深い問題なのではないかと思います。例えば『けいおん』であれば背景をしっかり見せることでキャラクターの存在感を際立たせる。難しいパースであってもそこにしっかりとキャラクターが乗っていることによって存在感を高めるというようなことを狙っていたのではないかと感じました。風景も現実にある場所を意識して使っていましたから、空間を使ってキャラクターの存在感を高めるというのは『けいおん』ではかなり至上命題だったのではないかと思います。しかし、広角を使うと何故存在感が高まるように感じるのかということは、あるいは感じるのではないかと演出家が考えるのかということは非常に興味深いです。キャラクターの存在感を高める方法は空間を強調する、という方法だけでは無いですから何故敢えてそこに突っ込んでいくのか。自分が思う一つの理由は「広角でパースの強調された絵は描くのが難しいので他作品との差異化が図れる」ということです。すこしロングめの画で広角を使ってかっこよく空間を見せるくらいのことは結構どの作品でもやっていますが、腰から上のアップそれ以上の寄りの画でも広角を使うのは背景の手間も極端に増えますしなかなかやれません。広角気味の画を使うのはアニメに限って言えば豪華とイコールでもあるというところでしょうか。しかし室内で広角をメインに使うというのはうっかりすると人間の見た目と離れるというリスクを背負ってる思うのでそこは扱いが難しいかもしれません。つづく

1 件のコメント:

gootoo さんのコメント...

けいおん好きですが、レンズを意識したことはありませんでした。とても興味深いのでもう一度見ます。
僕の所属してるゲーム会社では、アニメに習ってバストアップ以上は望遠ぎみがベターとしています。考え方を改めないといけないかもしれません。
個人的に写真撮影に出かける時に一番好きなレンズが標準より若干広角の30mm(換算45mm)なので、なんとなくドキドキする記事でした。

つづきを楽しみにしております。