2010年12月13日月曜日

丁寧さ加減

レイアウトを描く時どの位丁寧に描くかというのは難しいところがあるかもしれない。美術原図の場合、しっかりした画力のアニメーターが描いた原図はもちろん仕上がりに反映される。しかし、色々な理由で原図通りにならない場合もある。作品の統一感の都合上、画角を微妙に調節する場合。美術設定が存在しない場所などの場合。美術の作業量の調節の都合による場合。美術の技量が足りない場合…などなど。いわんや、アニメーターの画力が足りない場合直される。とはいえ、しっかりした原図はやはり重宝されるもの。複数の組線が発生する原図は特にしっかり描かないとアニメーターも美術も悲しい思いをすることになる。
キャラクターの場合、どんなに上手い人が描いてもキャラクターのディテールは作監の修正が入る場合がほとんどだ。なので、まずはキャラクターのプロポーションをしっかりとることが最優先となる。キャラクターのプロポーションは美術原図とも関係してくるのでプロポーションが狂っていると美術原図も全て書き直しになる場合が多々ある。そして、自分の構想をしっかり示す上でも、一枚は丁寧に影をつけた絵をいれるのが通常であろうか。勝手知ったる関係でないならば自分の画力を示す上でも必要であろう。特に新人の場合など。
丁寧に描くのは当然時間がかかるので、むやみに丁寧に描く必要は無いのだが、その按配はカット内容にもよるので、経験的に学ぶのが早いと思う。上手い人のレイアウトを直すのはとても大変…という場合もあるのだが、これはまた別の話。

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