2009年6月30日火曜日

冷蔵庫

どこのスタジオにも対外冷蔵庫が置いてあって、スタッフが飲み物などを入れている。夏になると当然混雑してきて、入れたまま忘れ去られているものが増えてくる。大体が耐え難い匂いを発するようになって初めて削除される。中には自炊しようと思って買ったのであろう肉や野菜が恐ろしい姿で派遣される時もある。そいうものを処理する人は決まって同じで、スタジオで一番まめな人である。感謝。

2009年6月28日日曜日

3秒シート

普通のタイムシートは6秒分あるのだが、絵の重ねが多い時は3秒シートを使う。Aから始まってKとかまで10枚ちかい絵の重ねが指示できる。セルを使っていた時はセルの厚みで下の絵が暗くなってしまうので、重ねる枚数に制限があったがデジタルデータではそういうことはないので、理屈では何枚でも重ねられる。昔のアニメを見るとたまにキャラクターの色がパカッと明るくなったり暗くなったりすることがあるのはセル重ねが原因なことは多い。沢山セルが重ねられるのは便利なのだが、描くのも見るのも大変。時間がかかります。

2009年6月27日土曜日

はやりすたり

目の描き方とか動きの作り方など、いつも流行りがある。が、流行りにのりすぎると大概新しさが感じられないか、あっという間に古臭くなっていくので塩梅が難しい。かといって流行りを完全に無視してるのも古臭いし。なんにしても普遍的な技術がないと流行りも使いこなせない。

2009年6月25日木曜日

運転技術

新人の進行さんに送り迎えを頼むと時々怖い思いをすることがある。私も2回ほど乗ってるときに事故られた時がある。横っ面に対向車が突っ込んできた時はさすがに肝が冷えた。先日恐ろしい運転をすると評判の進行さんの車に怖いもの見たさで同乗。「緊張します…」と本人。乗っているこちらも緊張。道すがら所々で、同乗者から指導教官のような声が飛ぶも、大勢で乗ったその緊張感が良かったのか、特に何事もなく帰り着く。 これからもその調子で頑張ってね。

2009年6月23日火曜日

仕事の環境

どんな部署であれ、うまい人と一緒にやるほうが確実に巧くなると思う。演出なら、うまい監督と一緒にやるのは当然だが、他部署のうまい人とやるのはとても勉強になる。なるべく色んな環境で色んな人と仕事をするのがいいと思う。たまには過酷な仕事場もいいかも。疲れますが…

2009年6月21日日曜日

タイミング

タイミングをとるのがうまくなる方法って何かないだろうか。クイックチェッカーがあれば、入れてみるのは手だが動画が入ってないと意外に実際と違って見えたりするので必ずしも成功するとは限らない。演出をやればイヤでも自分のチェックしたシートがそのまま見れる。が誰でも気軽に演出の仕事が出来るわけではない。原画マンなら自分の書いたシートをコピーしておいて演出の直したシートと比べてみるのはいいかもしれない。

2009年6月20日土曜日

スケジュールとフリーランス

フリーランスで一番難しいのは仕事を安定的に入れること。なりたての人は大体そこで苦労する。現状アニメ業界は仕事は沢山あるのだが、色んな事情でスケジュールが遅れがちなので、仕事が降りて来るまで間が空いてしまったり、その皺寄せで他の仕事とかぶったりしがちなので、そこをやりくりするのが難しい。スケジュール管理がうまくいくようになるとそこそこ稼げるようになるのだが。

最初のほう

若い話数の演出は役者が台詞をしゃべるスピードや間の参考がないので不安。
アフレコの難しいところだなあ。

制作会議

「スケジュールがこんなで物量がこんななんですけど、どうしましょう?」考えられる手は2つ。1つは人を増やす。もう1つは一人の人間がこなす仕事量を増やす。こういう会議の場で素晴らしいアイデアが出たのを見たことがない。切迫感の共有位にはなるかもしれないが。金も時間無い現場で打開策は、寸暇を惜しんで仕事するほかない。

2009年6月18日木曜日

2足のわらじ

たまに全然違う傾向の仕事を同時進行しなければいけないと気がある。自分は割と気分転換にな手役にならない方だが、セリフのテンポなどはうっかりどちらかに引きずられそうになる時もある。
絵描きさんでも全然違う絵の仕事をやっている人を見るとよく引きずられないなあと感心する。
まあ、まったく影響ないってことはないんでしょうが。同じ様な作品ばかりやってると明らかに影響されて違うのをやるとき困ったりするが、かといって全く違うのやるのもそれはそれで大変。慣れるには時間がかかります。あまり掛け持ちしないでやれるといいんですが難しいですね。

勢いあまって

コンテの内容を原画マンや作監が変える時は演出と相談していただきたい。映像が良くなるのであれば大概の演出家はコンテを変えるのはやぶさかではないと思うのだが、絵的に面白くても演出意図を汲まない変更は直しを要求せざるをえない。それと、コンテは演出家だけの思いで構成されてるわけでもないので他部署との確認が必要な場合があるから。他にも動画枚数などお金の問題が出て来るときもあるので。だからといってコンテが絶対ということはない。(もちろん変更は絶対認めないという人もいるでしょうが)作ってる最中のパッションが作品を持ち上げるから。

2009年6月17日水曜日

隠しても隠しきれない

個性というのは隠しきれないもので、どんな人でもない人はいない。演出でもアクションがうまい日常芝居がうまいとか。原画マンの絵柄の違いはもっとわかりやすい。誰でもそうだと思うが、向いてる作品に出合うとすごく伸びると思う。そこでの成功体験がモチベーションになって、苦手な作品でもうまくいくようになることは多い気がする。また、どうしても合わない作品というものはあるもので、己を知ってそういう作品は避けるというのも大事かもしれない。

2009年6月16日火曜日

中割り

若い子の原画で絵はうまいけどあたりが足りないことがよくある。動画を経験していても不思議と必要そうなあたりが無かったりするのは、自分なら割れるからということなのか。確かにうまい人が割れば大丈夫なことは多々あるがどこに撒かれるかはわからないので万全を期すに越したことはない。国内に動画を出したからと行って油断は出来ない。とはいえ、あたりや原画を沢山いれるのも大変だが。しかし、うまい人の原画は、どんなに急ぎでやっても意外に崩れないのが不思議だ。

レイアウトチェック

構図をなおす時つい自分で絵を描いてしまう。時間があって作監が手を入れられる時でもつい。言葉で的確な指示を入れられる人はすごいと思う。演出はやはり言葉を修練しないといかんと思いつつ、つい絵を描いてしまう。描ける方が便利と思う時もあるのだが、あまり前向きでない場合が多い。

2009年6月15日月曜日

食うや食わざるや

しばらく前に話題になっていた動画マンの年収約百万円…。東京にいたら死ねといううのと同義な数字だろう。税金、健康保険、国民年金なんて払ったら、涙が出てくる。役者やミュージシャンの卵たちの暮らしもかなりつらいものだが、彼らはまだしもバイトをする時間がある。しかし、動画マンには確実にない。彼らの人生から相当な時間を捧げてもらっているのに対しては安すぎる対価。報道を見ると自分の年収の推移も調査結果にほぼ合致。最近は少し上回っているが…。監督の平均年収約五百万て…それでも実写の世界に比べればましかもしれないが安すぎだろ。
お世辞にも産業などとは言えない業界な気がしてきた。せめて年相応に食べていけるだけのお金は欲しいものだ。何か考えないといけない。才能のある若い人が去っていくのを見るのはつらい。

2009年6月14日日曜日

すげえ

甲冑パンツ…すごすぎる、知らなんだ。

近すぎて見えない

若い社員のアニメーターと制作はうまくいってないことが多い。若いアニメーターは労働条件が過酷なので、そもそも業界に対する不満はたくさんあると思うが、同じ会社にずっといるから不満に感じる面もあると思う。「他所ならもっとこうなはず」と思っても他所に行くと別の欠点があるという具合に、どこも一長一短。制作の方でも社員に対する甘えもあり、同じ会社でもフリーになって入ってみると景色が違うということもある。アニメーターは社員といってもほとんどが契約社員で出来高なので、基本的にはフリーランスになって作品ごとに場所を移るというスタイルが正しいと思うが、営業などが苦手な人もいるので難しい。しかし、同じ会社にずっといるから見えないその会社のいいところ悪いところはあると思うので、お互い距離を置いてみるというのはいいことだと思う。

魂の…

撃っても撃っても切れない銃弾、なんでそれは魂の弾丸だから。剣を構えた女の子がクルリと宙を舞って着地、ズガアア~ン地響きと共に着地した地面が割れる。なんで?それは、魂の重さだから。
現実には見えないものが形になるのが面白い。

2009年6月6日土曜日

変わったこと

一枚絵でみると突飛な色使いなどした絵も普通に見れるのだが、物語のなかに取り込むのはなかなか難しい。日常っぽい話だと余計。

2009年6月5日金曜日

狭い部屋

狭い部屋のレイアウトは難しい。6畳一間の狭さとかなかなかうまく出ない。画角のとりかたとかカメラの高さとか芝居とのからみとか。個人的にはあまり広角は好きじゃない。広く見えがちだから。なめものとかは効果的。何にせようまく嘘つかないと狭さはでない気がする。

2009年6月4日木曜日

男子3日会わざれば、刮目して見るべし

突然よくなる人がいる。相性の合う作品に出会ったりすると。
同じ人なんだろうかと思うほど。愛は人間を変えるんだなあと思ったり。
すごいなあ。

2009年6月3日水曜日

技術

ある程度以上にいくと、努力に対しての伸び幅が少なくなる。なので、技術だけをつきつめても、新しい何かは望めない。アニメーターの場合だと素描力がある程度あるなら、なにを描くかモチーフ捉え方が問題になる。モチーフの捉え方も技術だという向きもあろうが、肉体的鍛練や理論でのりこえるのが難しいと思うのであえて区別する。役者でいうなら発声など身体能力以外の部分や理屈で覚えられる芝居の先にある芝居というところか。要は自分で発見をしていかないといけない領域こそ表現においては重要なのだが、自分で発見しなければいけないのだから、発見そのものを教えて貰えるはずもない。しかし、他人の発見の体験を追う事で、発見の方法論みたいなものは学べると思う。うまいアニメーターや演出などは日常見ていても見過ごしたり意識していない場面や仕草を捉えるのがうまい。無意識の中にあるものを意識の表面に引き上げるのが表現の技術だろう。