2009年5月31日日曜日

ヘタでも

何か湧き上がって描いたものは面白い。コンテでも、原画でも。
最近は洗練より衝動が大事だと思うようになった。
いや、衝動だけだとうまく伝わらないことしばしばなのだが、洗練されると零れ落ちていくものもある。
うまくバランスが取れるとすーっと体の中に入っていくのだが、そのバランスは難しい。
受け取る人によっても違ってくることもあるし。
今の自分の役割は、若い人の衝動をうまく洗練させて作品の中に落とし込んでいくことかもしれない。
衝動のない創作物ほど無意味な物はない。
仏作って魂入れず、は勘弁だ。

2009年5月29日金曜日

何気ない会話

会話のシーンの演出をどうするか。特に日常的なシーンの。会話は言葉がメインなので、絵的な変化は少ない事が多い。例えば台所のテーブルに座って会話してるとか。会話の内容に対して台所という場所が何か意味を持っていると面白いのだが、特に無い場合、会話している人物の位置関係や芝居に意味を持たせるよう工夫したりする。何か小道具がシーンを膨らませる事もある。何にせよ言葉に出ない感情、あるいは言葉の意味を強化するような演出が必要。

2009年5月28日木曜日

サンダル

靴を履きっぱなしだと足が蒸れてしまう。のだが、スタジオ用のサンダルをまだ買ってない。
スタジオを変わるたび新しいのを買う。足が臭いと嫌われるので早く買わなきゃ…
おまけに徹夜するとむくんでしまう。あんまり泊らないようにしてるけど背に腹は代えられぬ時もある。
最近スタジオでよく見かけるのはクロックすもどきのサンダル。本物は少し値が張るので、もどきの人が多いかも。夏になれば、ビルケンシュトック履いてくんだけど。

2009年5月27日水曜日

ジグソーパズル

同じ絵で違う切り方のジグソーパズルが何種類も混ざった中から、正解のピースを見つけて組み上げてゆく。コンテを描いてるときはいつもそんな気分。

2009年5月26日火曜日

ラッシュをみせて

私:どうだった?
アニメーター:うーん…
私:……(頑張ります…)

2009年5月22日金曜日

映画

意外にアニメ以外の映画などをみないスタッフは多い。別にアニメしか見てないから悪いわけではないが、作品の量が圧倒的に違うので、見た方が得るものは多いと思う。ハリウッド映画以外にもいい映画は沢山あるし。必ず自分好みもあると思う。本も読んだ方がいいとは思うが。なかなか取っ掛かりが難しいか。沢山ある名作のなかから自分好みを掘り当てるのは楽しい。無理やり時間を作ってでもやる価値はある。

質感

すべてデジタルデータで描けば絵の質感がもっと幅広く表現出来るだろうか。線を繋げずに描いたりするのも塗り方を変えれば可能だろうし。線の種類ももっと色々使えそう。現状一番ネックなのは動画作業か。デジタルで中割り出来る動画マンが増えないとダメそう。あるいは原画マンが動画までやるか。プリントアウトして動画させるのはうまくいかない。質感みたいなものを持ち込もうとすればするほどアナログな作業が増えて大変になるのだが。やらないと絵的な幅は広がらない。

2009年5月21日木曜日

微妙なニュアンス

言葉だけでニュアンスを伝えるのは難しい。
しかし、手を出してしまうとそれはそれで問題があったりする。
見極めが難しいところだ。
スタッフの人数が増えれば増えるほどニュアンスも共有しにくくなるし、ニュアンスが伝わらないということは同時に熱意みたいなものも伝わりにくい場合が多いので少人数に越したことはない。
大勢で制作する作品は全員にスポットライトが当たるわけではないし、縁の下の力持ちたちのモチベーションを保てるかどうかは作品成功の肝な気がする。
なるべく全員参加の作品づくりをしたい。

2009年5月17日日曜日

美男美女の定義

そもそもカッコいいとかカワイイとかの感じ方には人それぞれ差があると思う。
アニメのキャラの造形も好みがあると思うが、造形そのものでなく作品の中でかっこいいと定義されていても実写と違ってアニメのキャラは抽象的なのでそこに重ねて見える人物像は一人一人違うだろう。
実写であれば役者の顔があるので、そこに他の誰かの顔をダブらせることはしにくいと思う。が、アニメの場合同じキャラにダブらせるイメージは人それぞれ全く違うのではないか。
この子は、何組のだれ誰に似てるとか近所に住んでる誰とか、自分の知っている人のイメージを勝手に重ねることは容易だ。その分世界を自分に引き寄せやすいと思う。反面、客観性や共有出来るイメージが得られにくいか。

2009年5月16日土曜日

身長差

キャラクターの身長差は何センチくらいから表現できるんだろう。感覚的には5センチだと微妙、10センチなら判る、くらいな感じかと思う。並べて比べれば判りやすいが、映像の中だとある程度誇張しないと判りにくい時もある。微妙な身長差は表現しにくい。そこが重要という時はあまり無いのだが、気にされると困ったりする。

2009年5月14日木曜日

地味な変化

少し昔の机は紙を入れる棚の幅が狭い。前はテレビだと紙が小さかったのだが今は少し横長なので幅が足らない。映画などやってた会社は昔の机も使えるのかもしれない。古くても棚さえ直せば使えるのだが、修理してくれるのだろうか。最近はパソコンを置いたりするので机の背に穴があいていたり、変わらないようで地味に変わっている。鉛筆削りなんかも知らない間に色々進化してるのだろうか?

師匠

昔は会社の中の先輩なんかが師匠だったようだが、演出はほとんどフリーランスなので師匠に出会うのはとても難しい。いや、師匠なんていなかったよと言いながらちゃんとやってる人は沢山いるのだが、師匠がいた方が早道。教えるのが好きな人はいるもので、そういう人に出会ったら大チャンス。師匠の方でもこいつ使えると思えば積極的に教えてくれる。いつしか別れの時が来るがそれまで持ちつ持たれつ。反面教師であっても師匠は持つべき!

2009年5月12日火曜日

紙の大きさ

これからハイビジョンが増えるにつれて大きな紙で絵を描かなければいけないかもしれない。映画と同じ大きさで描けばいいのだが、当然手間がかかる。ゲームなどのハイビジョンの映像を見ているとすごいなあ、と思うのだが、アニメだとあそこまで劇的にきれいにはならない。大きな絵にしすぎると相対的に線が細くなってしまうから。紙を使わずデータでかいてしまえば克服できるのかもしれないが。なかなか難しい問題。

2009年5月11日月曜日

コンテの相性

作風を合わせるのは、なかなか難しい。相手がこちらの事をある程度しっていればいいのだが、制作の紹介で監督が知らない方だったりする場合一応こちらの得意分野を伝えたりするようにしている。いくつか上がってるコンテなどあれば参考にするが、それでも相手の好みに完璧に合わせることは出来ない。ので、ある程度自分のことを知っていて使って貰うのがいいのだが、それだけだと似たような仕事しか来なくなる。それもつまらないので、絶対合わないと思った仕事以外はなるべく引き受けるようにしている。あとでチェック後のコンテを見て、あまり手が入ってないと嬉しい。

2009年5月8日金曜日

日本人のボディランゲージ

「もう〜っ!」とか怒りながら両手の拳を握りながら腰のあたりにかまえる…よく見るけど実際はあまりやらないと思う。けど全くの嘘かと言うと、緊張すれば拳は握るだろうし、ディフォルメとしてはそんなに間違ってはないとも思う。
基本的に日本人はボディランゲージの少ない民族なので、長い会話の時などどういう芝居をつけようか悩む時がある。構図に意味を持たせて芝居がなくても会話の内容が暗喩されるように工夫してみたりとか。何か作業(会話と関連付けた)させるとか。会話のシーンではなくてもアニメで使うボディランゲージはいつも嘘くさくならないように気を使う。最近は特に会話で見せるシナリオが増えたので、型にはまらないようにしないと。
単にリアルにするだけでは何も伝わらない。けど自然な芝居をつくるのは難しい。

2009年5月7日木曜日

えんぴつ

自分は演出なのでそれほどこだわりはないのだが、文具はこだわりのある人が多い。絵の描き方は千差万別なので他人の真似をしてもうまくいかないこともあり自分の描き易いものを探すのに苦労する。といいつつ、文具を吟味するのは楽しい。話だすと結構盛り上がる。最近は色んな物が出てるので画材屋へいくとあっというまに時間が経ってしまう。最近のお気に入りは消える色鉛筆。固めの使い心地がよいのを教えてもらって使用中。

2009年5月5日火曜日

絵だけではなく字を書くことがしばしばある。演出は特に。コンテのト書き、指示書きや伝言など、ある程度読める字で書かないと意味がないのだが、急いでいたりすると汚くなりがち。自分でも読めない時もある。字はきれいなほうが見た目にうつくしいし見やすいのでなるべく丁寧に書くように心がけているのだが、なかなかうまくならないのは何故だろう。美しい字の絵コンテ、憬れます。

2009年5月3日日曜日

アニメスタジオに入ると城がたくさん並んでいる。
本やDVDおもちゃなどが所狭しと積み上がった机がまるで城みたいだから。
ほとんどが好きが昂じて仕事になった人ばかりなので、仕事がらみののものがどんどん増えていって城になるのだが、アニメーターだと長時間スタジオにいる人も多いので生活用品が完備されていたりもする。アパート要らないんじゃない?という人も中には…
 少数ではあるが仮眠室やシャワーのあるところもあるのでそういうスタジオは自宅になりがち。
しかしそんな城もいつかは壊れる日が来る。
スタジオ内の引っ越しや、ほかのスタジオに移る時、城を取り壊していくと、大概できるのはゴミの山。
自分はそれがめんどくさいのでスタジオの物は極力少なくするようにしている。
ただのめんどくさがりなんですが…

2009年5月2日土曜日

ダブルクリップ

仕事をしていると溜まるものがいっぱいある。
余ってしまったコンテ用紙とか、カット袋、封筒の類、使い終わった設定とかアフレコ台本。
ダブルクリップは設定のコピーの束を留めるのに使ったりするのだが、意外にたまってしまう。
簡単に壊れるものでもないので、スタジオに入れ物が置いてあって使い終わったら再利用しているところが多い。気づくとたくさんたまっておき場所がないので机の上でとぐろを巻いている。
リサイクル重要ですね。