2009年4月24日金曜日

色のこと

キャラクターなどアニメーターが作画したものの色を決める作業はとても重要だ。背景美術と連携しながら具体的な世界を創っていくのだが、作画したものの色を決めるのは色彩設計および色指定で、センスのいい人がやったのとそうでないのとでは雲泥の差がある。
特に昨今は非常に特殊な色使いをする作品も増えてきたのでその重要度は増していると思う。
しかし一方その重要性を理解してないスタッフも多い。特に最近は撮影でかなり色もの調整をやれるようになったので、色指定の作業などいい加減に考えられてる向きがある。これは、演出だけでなく、当の色指定もだ。賃金もデジタルになってだいぶ楽になったとはいえ、特に高いわけではない。
色はデジタル化されて基本的には、ほぼ無限ともいえる色数を手にした。
なので、本来微妙な色の調整が行えるようになったはずだ。しかし、なかなかそれは使いこなされていないのが現状だ。演出側のアイデア不足も大いにあると思う。
また、モニターの色調整の難しさもなかなか解消できない問題の一つだ。
現状、撮影と仕上げは持っている制作会社は多いが、美術はほぼ外注なので、日常的に同じモニターで確認するのは難しい。
そして、各家庭で視聴するモニターを調整することはもっと難しい。
だが、その差異は技術の進歩で少しづつ埋まっていくだろうし、まだ挑戦できることは山のようにある。

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