2009年3月27日金曜日

モブシーン

モブシーンがあるといつも悩んでしまう。描くのがとても大変なのでコンテで気をつかってあげないと、とんでもなく大変になってしまう。かといって、あまり減らすと雰囲気が出なかったり。
あとはモブの中で会話していたりする場合レイアウトも難しかったりする。うまくやらないと何を見せたいレイアウトなのか分からなくなりがち。
アニメーターでたまにモブが好きという人もいるのだが、それにしても安い単価でやらすには忍びない。本当にモブをやってくれる人にはいつも感謝である。

2009年3月22日日曜日

真似されたい♡

あ、このカット割りかっこいいとか、このシナリオの展開最高!とか、このギャグ面白いとか思ったいい演出は真似することがある。もちろんただ真似しても作品に合わなかったり、つまらないのでアレンジを加えて。そもそも創作物に真のオリジナルなどは存在しない。
われわれの場合神話の時代から脈々と続く物語というメディアにアニメーションというメディアを融合させて、延々その技術に磨きをかけてゆく。おたがいに影響しあって、成長していくのであって『おれの演出パクリやがった許せん』という話はあまり聞いたことがない。むしろ真似されて嬉しい♡くらいである。
いや、真似されるような演出をめざしていきたいなあ。

2009年3月15日日曜日

面白いんだけど…

面白いんだけどやりすぎかも。原画マンからの上がりを見てそう思うことがある。
そういう場合どうするか…結構悩むのだが、周りの意見なども聴きつつやはり通せないとなったとき、原画マンのテンションを下げずに直してもらうには結局正直に話すしかない。
話し合いが決裂すればこちらで勝手に直すことになるが、味は悪い。
いっそ下手な人ならばこちらも躊躇ないのだが、原画は単価で請け負っている場合がほとんどなので、明らかに手抜きな仕事以外はリテイクする時多少申し訳ない気分になるのである。
若い人が相手のときは戻さないと勉強にならないこともあるので、大きな負担にならない程度に戻したほうがいいと思うが、戻すことによる時間のロスなどもあるので、こういった作業の割り振りは演出の腕の見せ所でもある。
やりすぎ原画は、若い原画マンに多いのだが何にも考えてないよりは非常に前向きではありうまいこと軌道修正してあげつつ演出意図が達成できるようにしたい。
ベテランの場合は分かってやってる場合がほとんどなので、決裂する時もままある。
うまい原画マンは演出的なセンスもいい。

2009年3月3日火曜日

ロトスコープ

最近の若いアニメーターはデジタル機器を駆使してロトスコープに近いようなことをやっていたりする。デジカメで自分でポーズをとったり芝居したものを静止画や動画で撮って、さらにそれをパソコン上で線画にまでしてしまう人もいるようだ。
しかしロトスコープを過信すると思わぬ失敗をすると思う。
実際の映像を元にすると一見リアルに見えそうな気がするが、たとえば演技しているのが自分だったりした場合、自分の身体能力や演技力が果たしてその芝居を成立させるのに十分なだけあるかどうかということだ。
確かに動画を取って観察するのは大いに参考になると思うのだが、過信すると実は真実から帰って離れることがあるやに思う。
人間の感覚はとてもいい加減なところもあるが、逆に鋭いところもあるので、常に自己批評を加えながら練り上げていくしかない。