2008年12月5日金曜日

タイムシート

タイムシートのチェックは演出の重要な仕事である。アニメーターが描いたある芝居の動きが問題なかったとしてもその芝居と次の芝居の”間”は全体を通してみている演出が決めなければならない。
何か人にあげたとき間髪入れずに「ありがとう」と言われるのと数秒の間があって言われるのとでは受け取る印象が違う、『もしかして嬉しくなかった?』とか思ったり、間で同じセリフや芝居でも随分違って見えるものだ。
戦闘シーンは畳みかけるように芝居を積んでいったり、草むらで日向ぼっこしているところは人物は動かずカットもゆっくり変わり雲もゆったり流れていく、というような具合である。
最終的には編集という作業で全体の長さを決定するのだが、アニメの場合タイムシートをチェックするという作業がほぼ編集に近いので、演出の編集的な感覚が全体の編集の出来不出来を左右することが多い。
デジタル化されてからはだいぶ編集の直しも楽になったが初めてつないだ画を見るときはやはり緊張するものだ。

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