2008年11月24日月曜日

物語を所有する

音楽は十二音平均律からデジタル化へとあらゆる音韻、音響情報を一般化し、等価に扱えることをめざし、映像もまたしかり本物の役者ももCGのキャラクターも今や等価に扱える。
金もあらゆるものを一般化するためのツールだし、人間のあらゆるものを自分たちで制御したいという欲望から『物語』だけ逃れるということも出来ないだろう。
漫画、アニメの二次創作に見られるように物語はバラバラに解体されたり増殖したりして、受け手の中でそれぞれの必要とする物語へ再構築される。
携帯小説など、インターネットによってあらゆる個人は自分の物語を発信することも容易になった。
そんななか、職業としての物語作者は何を創っていくべきなんだろう。
再構築されるための大きな物語を創る、というのが現在の主流な方向性。
硬すぎない可塑性をもった物語が好まれるが、どんどん柔らかさは増していっている気がする。
物語の多様性を保持するには商売の在り方を考え直すしかなさそうではあるが…。

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