2010年5月5日水曜日

アニメーターを育てる

文化庁が国費を投入してアニメーターを育てるそうだ企画を立ててるようだ。才能を育てるのはいいんだが育てっぱなしにならなきゃいいなと思う。朝日新聞の記事によると立案の理由の中に海外への動画作業の委託によってアニメーターが育つ環境が無いようなことが書いてある。同じことを言う人は沢山いるが自分はピンとこない。だって、仕事があっても辞めてく若いアニメーターを山ほど見たから。仕事が沢山あっても食えないから辞めていくのである。大体今の動画マンが、ひと月に描ける平均的な動画枚数は300枚から400枚くらい。1枚の動画単価がテレビだと200~300円。手取り10万円稼ぐのは容易ではない。東京で暮らすとなると、超ぼろアパートでも3万くらい。光熱費、食費は相当切り詰めないと厳しい。年金なんて払えるわけない。役者やミュージシャンの卵のようにバイトで稼ぐような時間もない。成功すれば大金を稼げるようになるかというとそれもたかが知れている。そこそこ稼げるようにだってなるのは大変。未来に希望が見えないのに現状の辛さに耐えられるわけがない。
アニメーターは職人だが、職能集団を維持していくのは容易ではない。アニメ産業自体、地盤がしっかりしているわけではないから。でもアニメーターを志す若い人は沢山いる。そのなかから少しでもいいアニメーターが出てくればとも思う。
今回の企画は、記事には企画公募とあるが6月から始動とあるので公募は形だけのものかもしれない。文化庁のホームページにはまだ詳細はないようだ。 記事にある30分に3千万超の予算が制作費として現場にそのまま落とされればそこそこのお金がスタッフにいきわたると思う。(作画インから3ヶ月くらいで完パケればだが)テレビアニメの予算がこのくらい出ればアニメーターたちも他のスタッフもそこそこ食べていけるようになると思う。そういう指針になってくれるとよいのだが…。

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